お兄ちゃんは絶対私が守る。

予想外 ページ28

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それから数日が過ぎた。


一般人の高校生と何ら変わらない生活。


お兄ちゃん達の授業を受け、皆で任務に行ったり、他の呪術師と任務に行ったり。


つい先日は1人で任務デビューだった。


まぁそんなに強い奴がポンポンいる訳でもないし、弱い呪霊多数を祓う事が多い。


野薔薇ちゃんとショッピングに行ったり、恵くんの玉犬と遊んだり、皆でご飯を食べたり。


健人さん達とももうちょっと仲良くなった。





そして、蒸し蒸しして暑くなってきた、7月。

そんなある日。







『今日の夜ご飯何食べたい？』


野薔薇「ん〜暑いし冷やし中華とかどうよ？」


悠仁「いーじゃん！じゃ俺は帰りに材料買ってこよーか？」


『ん？お兄ちゃん達任務入ってた？』


恵「今朝いきなり入ったんだ。」


そんな会話をしながら朝ご飯を食べる。


私は元から任務が入っており、お兄ちゃん達とは別に1人で2、3級呪霊複数の討伐。


恵が渡された資料を見れば内容が不確定要素が多かった。



そして、背筋に嫌な予感が走った。

このままお兄ちゃん達を行かせていいの？

私も、一緒に……。


いや、お兄ちゃんは強い。

恵くんも野薔薇ちゃんもいる。



恵くんも2級だし戦ってる所も見てる。

そう簡単に負けるはずが無い。


なのに、この不安はなに……？





『お兄ちゃん、夜ご飯冷やし中華だからね。』



……だから、絶対帰ってきてよね。



悠仁「？…応！！」







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伊地知さんが迎えに来て、私より先にお兄ちゃん達は出ていった。


暫くしていると私を迎えに来た補助監督の人。

初めて見る人だ。



『…初めまして。虎杖Aです。今日はよろしくお願いします。』


「……あぁ、初めまして。」


その人はそれっきり。


名前も名乗らなかったが別に支障はないと思い、そのまま車に乗り込んで任務地へ向かった。














最悪な事になるとも知らずに。










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