お兄ちゃんは絶対私が守る。

実地試験 ページ15

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五条「君たちがどこまでできるか知りたい。
ま、実地試験みたいなもんだね。
悠仁、野薔薇、2人で建物内の呪いを払ってきてくれ。」


そう言ってまだ呪術が使えないお兄ちゃんに屠坐魔と言う呪具を渡し、ビルに送り込んだ。



……え？私は？？？

え！私なんのために来たの？

お兄ちゃんについて行っていいの？
てか行くよ？



五条「Aはその隣のビルを1人で行ってきて」

『隣？』


お兄ちゃん達が行ったビルより倍の大きさありますけど？？

それを私ひとりで？？


『恵くんは行かないの？』


五条「Aは一人で行けるでしょ。準一級だし。」


伏黒「準一級…！？」


五条「とは言え経験は少ないから早めになれた方がいいしね。」



準一級と五条先生の言葉に恵くんは驚くけど、今日言われたばっかだし実感無いんだよね。


まぁ二級以上は単独任務あるらしいし今から慣れた方がいいよね。


五条「ん〜でもおもんないから、時間制限儲けよっか！」


『時間制限？』


五条「そ！恵なら何分くらい掛かりそう？」


伏黒「15分くらいですかね。呪霊の数と強さによりますけど。」


経験がある恵くんで15分…。

20かからなかったら良い方か…。



五条「じゃ、Aは5分でいってきて！！」


……5分…。


……5分？



『5分！？』


伏黒「いやいやそれは無茶でしょ！」

五条「ほらほら始めるよ〜よぉいスタート！」



手にはいつの間にかタイマー。

私は五条先生の合図で反射的に走り出した。


いやいやおかしいでしょ5分て！！

経験ないっての！


取り敢えず建物の設計図の把握からか。

5階建て、フロア事に部屋は6つ、エレベーターなし。

呪力が……全部で八つ。

2階に2つ、3階に1つ、4階に2つ、5階に3つ。




『おけ。』








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