お兄ちゃんは絶対私が守る。

寮 ページ12

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五条「あ、勿論Aは女子寮ね。」


『えっ！！』


私はお兄ちゃんと同じ部屋でいる気満々だったのに、何を言い出すかこのクソ教師は。


『お兄ちゃん！お兄ちゃんは私と一緒でもいいよね！！！ね！？』


悠仁「えっ、お、応！」


五条「応！じゃないの！！悠仁の他にも男子生徒いるんだし、女子がいるなんて聞いたら他の子達気が気じゃ無いよ！」


他の子？知らんわ！


『恵くんは！？別に私お兄ちゃんといてもいいよね！？迷惑かけないから！！』


と懇願するように手を握って言うと顔をそらされ、やんわり否定された。

…なんで！？



五条「そゆこと〜！」


『他に女の子は！？』


五条「あ、明日から1人増えるよ！同級生！だから明日はお出かけ！迎えに行くよ！」


1人じゃないなら…まぁいいか。

いや良くねぇよ何のために家捨ててこっち来たんだお兄ちゃんと離れたら意味ねぇよ。


……まぁご飯は食堂で食べればいいし就寝まで張り付いてればいいか。

それ程寮が離れてるわけじゃないし…。


…うん。

まぁ一緒に学校通えるってだけで譲歩してやろう！！(何様)




お兄ちゃんと別れた後、丁寧に女子寮の私の部屋まで案内してくれた。


隣は明日迎える3人目の1年生らしい。

正式には2人目？らしいけど。


一通り部屋の作りを見てれば、まだ帰っていなかったのか五条先生がドアのところにもたれかかって私に話しかけてきた。



五条「Aさぁ、悠仁の事が好きだって言うし、守るともいうけどさ、もし君のいない所で死んだらどうすんの？」


『…死ぬ(精神的に死ぬ)か死ぬ(物理的に死ぬ)の二択かな。』



お兄ちゃんが死ぬなんてなんてこと言うんだ全く…。


五条先生は聞きたいことが聞けたのかそそくさと帰って行った。




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