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一旦奥へ入っていった店員さんは商品をカットして1口サイズに切ってきたバームクーヘンをAに差し出す。
そしてそれを受け取ったAはセルの口元へ持って行った。
『ほら、あーん。』
セル「なっ…やめろ！自分で食べれる。」
『いいじゃんいいじゃん。ほら口開けて。』
セル「んむ。」
拒否するセルの口に無理やりバームクーヘンを突っ込むA。
セルはもぐもぐしながらもAに怒っていたが、甘味が感じ始めると口を閉じて食べることに集中した。
そして飲み込んだあと、美味しいと一言零した。
『…かぁわいい〜♡』
初めて美味しものを食べた子供のように目を輝かせる姿はとても愛らしく、人目を気にせずAはセルに可愛い可愛いと頭を撫でた。
セル「やめろ！」
パシッと頭を撫でるAの手を払い、店員さんにバームクーヘンの購入の意を伝える。
「味はどうなさいますか？」
セル「味？」
『今食べたのがプレーンで、他にもチョコとか抹茶とかキャラメルとかあるんだよ。
俺のオススメはキャラメルかな。美味し〜んだなコレが。』
セル「そうか…ならプレーンとキャラメルのハーフを1つづつ頂こう。」
「かしこまりました〜！」
バームクーヘン以外にも何か買うかもしれないと、ホールではなくハーフサイズのバームクーヘンを2種類買ったセル。
Aは隣で俺がオススメしたから買うの？ね？そうなの？とセルにちょっかいをかける。
周りから見ると初々しいカップルである。
箱に詰めた店員さんが商品をセルに受け渡す。
ありがとうございました〜という店員の声を聞きながら店の外へ出れば、さりげなくセルの荷物をAが持った。
『次んとこ行く？』
セル「僕は女じゃない。それぐらい自分で持てるが？」
『いーじゃん。ほら、空いた手は俺と繋いでよ。』
セル「断る。」
するりと絡ませたAの手を振り解き、1人分ほど距離をとるセル。
荷物を取り返すのは諦め、次のスイーツ屋さんへと足を運んだ。
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ekakisitemasu(プロフ) - リアルで変な声出ました！この作品めちゃ好きなので更新全裸待機で待ってます！！ (3月3日 4時) (
レス) @page30 id: f86c3e7e4e (このIDを非表示/違反報告)
レオ @スランプ気味(プロフ) - セル・ウォー好きで見始めたんですけど、最高です！セルめっちゃ可愛いし、この作品大好きです！ (3月3日 0時) (レス) @page30 id: 2e9985dbb4 (このIDを非表示/違反報告)
まぬぬ - セルウォー好きなので助かります！感謝！ (2月23日 11時) (レス) @page22 id: 5b6dadf86c (このIDを非表示/違反報告)
acchiyellow5(プロフ) - 続き期待してます！！ (2月19日 1時) (レス) @page17 id: c2b701371f (このIDを非表示/違反報告)
syaze(プロフ) - 夢主の性格、設定全てがぶっ刺さりました好きです 続きを楽しみにしてます〜！ (2月13日 0時) (レス) id: da3377668f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五月雨雫
| 作成日時：2024年2月12日 22時
