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story49 ページ50







ファーミン「騒がしいな。何してるんだ?」



セル「……ふぁー、みん……様……。」




暗い部屋に差し込む廊下の光を背にするその人物は、あきらか揉めている状況に興味が無いようにズカズカと入ってくる。


どちらの味方をするでもなく、倒れ込んだセルをじっと見た後、デリザスタの代わりにファーミンが髪をグシャッと握ってセルの身体を起こさせた。



デリザスタ「どしたん兄者」



ファーミン「これいいな、寄越せ」



ファーミンが伸ばした先は、セルの首にかかっているネックレス。



Aの家を出る際、Aがお揃いだと言ってくれたものだ。



嬉しさで、つけっぱなしにしている事を忘れたまま今に至る訳だが……




今、絶賛後悔中である。



引きちぎる勢いでネックレスを引っ張るファーミンに対し、抵抗出来ずにただただ顔が青くなっていくセル。



セル「ファーミン様……お辞め下さい……!」



ファーミン「うるせぇよ」




セルの静止の声も無駄になり、そのままファーミンは力強くネックレスを引っ張った。




その時、ピカッとネックレスが光り、バチバチと音が鳴ってファーミンの手を弾き飛ばす。



セル「……は?」



ファーミン「あ?」



デリザスタ「何したんだよォ…なぁ、セル坊…!」




近くにいたデリザスタも巻き込まれ、少し遠くに弾き飛ばされる。


目を開いて再度見たセルは、水色の、バリアのようなものに包まれていた。




セル「……なっ……」




Aから貰ったネックレスに魔法が込められていたのか、ネックレスを中心にバリアが形成されていて、



その中に包まれているセルの身体は、先程デリザスタの手によって付けられた傷も癒えてきていた。



ファーミン「いいなぁ、それ。作ったやつ教えろよ、セル」



そんな様子を見て、ファーミンはネックレス自体を欲しがるのではなく、ネックレスをくれた人…即ち魔法を込めた作った人に興味が移る。





直接作らせるか、……無理矢理奪うつもりなのだろう。



セルはネックレスをギュッと握って口を噤んだ。













星が赤くなりましたァァァアアア!!!


ありがとうございます!!


ぴやぁぁぁぁあ!!!?!




セル君見てるーーーー?!?!アンタ人気だってばよ!!!





あ、続編行きます。
これからもよろしゃす。






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ekakisitemasu(プロフ) - リアルで変な声出ました!この作品めちゃ好きなので更新全裸待機で待ってます!! (3月3日 4時) (レス) @page30 id: f86c3e7e4e (このIDを非表示/違反報告)
レオ @スランプ気味(プロフ) - セル・ウォー好きで見始めたんですけど、最高です!セルめっちゃ可愛いし、この作品大好きです! (3月3日 0時) (レス) @page30 id: 2e9985dbb4 (このIDを非表示/違反報告)
まぬぬ - セルウォー好きなので助かります!感謝! (2月23日 11時) (レス) @page22 id: 5b6dadf86c (このIDを非表示/違反報告)
acchiyellow5(プロフ) - 続き期待してます!! (2月19日 1時) (レス) @page17 id: c2b701371f (このIDを非表示/違反報告)
syaze(プロフ) - 夢主の性格、設定全てがぶっ刺さりました好きです 続きを楽しみにしてます〜! (2月13日 0時) (レス) id: da3377668f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2024年2月12日 22時

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