story39 ページ40
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その後、マッシュ、フィン、ランス、ドット、それからアベルとアビスはひとつの部屋でトランプをしていた。
ワイワイと楽しいものかと思いきや、アベルに勝ちかける者がいれば急に殺気立つアビスが剣を首に突きつけて来るという、
楽しいとは程遠いゲームが行われていた。
とはいえ、ほんの数分前まではAもそこに参加しており、問答無用でアベルにも勝ち、さっさと一抜けして部屋を出て行ってしまったのだ。
アベル「そういえば…Aはどうなったのかな。」
アビス「どう、とは?」
ドット「あれすか、イノセント・ゼロの一員の…A先輩がタイプだって言ってた人のことですか?」
アベル「そう。セル・ウォーのことだ。」
フィン「マッシュ君何か知らないの?」
セルはクローン体とはいえマッシュの兄弟のようなもの。
選抜試験の時も何か会話しなかったのかとフィンはマッシュに話を回した。
とはいえ、セルの顔も覚えていなかったマッシュのことだ。
Aのことを話していたとして覚えているわけが無い。
マッシュ「何も言って無かったよ。」
ランス「それに、あの先輩なら何か進展あれば俺らに話に来てるだろ。」
フィン「それもそっか。」
アベル「マカロンも特に何も聞いてないと言っていたしね。」
アビス「なら何も無いのですね。彼の1番仲の良いマカロンでさえ知らないのですから。」
Aはこれまで嬉しい事や悲しいこと、日常にある些細なことでさえマカロンと共有してきた。
1年の時から同室な2人は、兄弟以上の仲と言っても過言では無いだろう。
だから、今回の件も、Aに恋人が出来る。
いや、何か知ら進展があるだけでも逐一マカロンに報告すると思っているのだ、周りにいる全員は。
『何でもかんでも話すわけないじゃんね。』
セル「…?何か言ったか?」
『んーん。別に。』
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ekakisitemasu(プロフ) - リアルで変な声出ました!この作品めちゃ好きなので更新全裸待機で待ってます!! (3月3日 4時) (レス) @page30 id: f86c3e7e4e (このIDを非表示/違反報告)
レオ @スランプ気味(プロフ) - セル・ウォー好きで見始めたんですけど、最高です!セルめっちゃ可愛いし、この作品大好きです! (3月3日 0時) (レス) @page30 id: 2e9985dbb4 (このIDを非表示/違反報告)
まぬぬ - セルウォー好きなので助かります!感謝! (2月23日 11時) (レス) @page22 id: 5b6dadf86c (このIDを非表示/違反報告)
acchiyellow5(プロフ) - 続き期待してます!! (2月19日 1時) (レス) @page17 id: c2b701371f (このIDを非表示/違反報告)
syaze(プロフ) - 夢主の性格、設定全てがぶっ刺さりました好きです 続きを楽しみにしてます〜! (2月13日 0時) (レス) id: da3377668f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2024年2月12日 22時