検索窓
今日:152 hit、昨日:91 hit、合計:45,195 hit

story39 ページ40








その後、マッシュ、フィン、ランス、ドット、それからアベルとアビスはひとつの部屋でトランプをしていた。


ワイワイと楽しいものかと思いきや、アベルに勝ちかける者がいれば急に殺気立つアビスが剣を首に突きつけて来るという、

楽しいとは程遠いゲームが行われていた。



とはいえ、ほんの数分前まではAもそこに参加しており、問答無用でアベルにも勝ち、さっさと一抜けして部屋を出て行ってしまったのだ。



アベル「そういえば…Aはどうなったのかな。」



アビス「どう、とは?」



ドット「あれすか、イノセント・ゼロの一員の…A先輩がタイプだって言ってた人のことですか?」



アベル「そう。セル・ウォーのことだ。」


フィン「マッシュ君何か知らないの?」



セルはクローン体とはいえマッシュの兄弟のようなもの。



選抜試験の時も何か会話しなかったのかとフィンはマッシュに話を回した。



とはいえ、セルの顔も覚えていなかったマッシュのことだ。


Aのことを話していたとして覚えているわけが無い。




マッシュ「何も言って無かったよ。」



ランス「それに、あの先輩なら何か進展あれば俺らに話に来てるだろ。」



フィン「それもそっか。」



アベル「マカロンも特に何も聞いてないと言っていたしね。」


アビス「なら何も無いのですね。彼の1番仲の良いマカロンでさえ知らないのですから。」



Aはこれまで嬉しい事や悲しいこと、日常にある些細なことでさえマカロンと共有してきた。



1年の時から同室な2人は、兄弟以上の仲と言っても過言では無いだろう。



だから、今回の件も、Aに恋人が出来る。



いや、何か知ら進展があるだけでも逐一マカロンに報告すると思っているのだ、周りにいる全員は。



















『何でもかんでも話すわけないじゃんね。』



セル「…?何か言ったか?」



『んーん。別に。』







story40→←story38



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (129 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
259人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ekakisitemasu(プロフ) - リアルで変な声出ました!この作品めちゃ好きなので更新全裸待機で待ってます!! (3月3日 4時) (レス) @page30 id: f86c3e7e4e (このIDを非表示/違反報告)
レオ @スランプ気味(プロフ) - セル・ウォー好きで見始めたんですけど、最高です!セルめっちゃ可愛いし、この作品大好きです! (3月3日 0時) (レス) @page30 id: 2e9985dbb4 (このIDを非表示/違反報告)
まぬぬ - セルウォー好きなので助かります!感謝! (2月23日 11時) (レス) @page22 id: 5b6dadf86c (このIDを非表示/違反報告)
acchiyellow5(プロフ) - 続き期待してます!! (2月19日 1時) (レス) @page17 id: c2b701371f (このIDを非表示/違反報告)
syaze(プロフ) - 夢主の性格、設定全てがぶっ刺さりました好きです 続きを楽しみにしてます〜! (2月13日 0時) (レス) id: da3377668f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:五月雨雫 | 作成日時:2024年2月12日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。