story22 ページ23
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箒を飛ばして試験会場へと戻ったAは、そこで繰り広げられる光景に口角を上げた。
すげぇことなってんな〜と思いながら、箒に乗って飛びながらその光景を見下ろす。
時止めの魔法にかかっていない生徒が数名、それぞれ亀裂から出てくる敵と戦っている中、
中央から少し逸れた所に見知った人物が落ちていた。
セル・ウォーである。
箒を操作し、セルの近くに降りたって近寄れば、伸びて地面に横たわって泡を吹いている。
直前にマッシュと戦って絞め落とされたのだ。
『…セルく〜ん？』
セル「しゅー………くり……む………」
『…シュークリーム？？なんで？？』
セルの頬をペチペチと叩きながら名前を呼べば、シュークリームと零す。
意識は戻っておらず、唸り声の1種であるそれに、シュークリームとは？？と思うも、
マッシュに絞められて落とされる寸前に見た幻覚である、シュークリームで窒息させられる光景が、セルの中でも今も広がっているのかもしれない。
苦しむ夢を楽しい夢に変換するか、とAは杖を出してセルに魔法をかける。
『カーム・コンヴァース』
セルの頭を持ち上げて膝枕状態にして、セルの頭を撫でながら魔法をかければ、うなされていた表情は安らかになり、眉間の皺も取れた。
一瞬、目を開いて意識が戻ったようだが、何が喋るでもなく直ぐにもう一度眠りについた。
『あぶねっ…イーストンに俺がいるってセル君に言ってねぇからバレるとこだった…。』
セルは未だAは音楽学校に通っている生徒だと思っているのだ。
しばらくして、イノセント・ゼロは撤退を指示したのだろう。
動ける手下の何人かは異様な黒い空間へと帰っていく。
このままセルをここに置いておく訳にはいかないと思ったAは、その黒い空間へセルを沿っと入れた。
ここに入れたら家に帰るんだろうな、と直感に従ったAはセルの額にひとつキスをしてからセルと別れた。
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ekakisitemasu(プロフ) - リアルで変な声出ました！この作品めちゃ好きなので更新全裸待機で待ってます！！ (3月3日 4時) (
レス) @page30 id: f86c3e7e4e (このIDを非表示/違反報告)
レオ @スランプ気味(プロフ) - セル・ウォー好きで見始めたんですけど、最高です！セルめっちゃ可愛いし、この作品大好きです！ (3月3日 0時) (レス) @page30 id: 2e9985dbb4 (このIDを非表示/違反報告)
まぬぬ - セルウォー好きなので助かります！感謝！ (2月23日 11時) (レス) @page22 id: 5b6dadf86c (このIDを非表示/違反報告)
acchiyellow5(プロフ) - 続き期待してます！！ (2月19日 1時) (レス) @page17 id: c2b701371f (このIDを非表示/違反報告)
syaze(プロフ) - 夢主の性格、設定全てがぶっ刺さりました好きです 続きを楽しみにしてます〜！ (2月13日 0時) (レス) id: da3377668f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五月雨雫
| 作成日時：2024年2月12日 22時
