story19 ページ20
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曇ってきたな……
そろそろマージェの試合終わったかな……
なんて考えながら空をふわふわと箒で浮いていれば、Aより少し下に2人の人物が現れた。
『ん？なんだありゃ』
1人は、歪な黒い空間から現れた、フードを被った人物。
もう1人は我が校の校長、ウォールバーグだった。
かつての2人は兄弟弟子。
今まさに最終決着がつけられようとしていた。
肌で感じる魔力の質の違い。
Aは手を出すつもりはなく、なんなら下の闘技場へ戻ろうかとも思っていた。
イノセント・ゼロのボスが来ているなら、下っ端が来ている可能性は少ないが、セルに会えるかもしれなかったからだ。
ウォールバーグがスペースバウトを使ってこの辺りの空間一体を削り続けるのを感じ取り、ここにいても自分に出来る事は何も無い、とその場を離れた。
だが、Aの直感が、このまま離れてはいけないと言い、ウォールバーグから離れる箒の軌道を変え、再びウォールバーグへ向かった。
ウォールバーグ「ハァ……ハァ…」
息を切らすウォールバーグの背後へ移動していたイノセント・ゼロは杖を掲げ呪文を口にした。
イノセント・ゼロ「タイムズ リウォンド」
『セコンズ ネイチャーコンヴァース！』
ウォールバーグ「！！」
『ぐっ……！』
ローマ数字を帯びた波動が流れ、ウォールバーグの左半身へと放たれた技を、
Aが間に割り込んで相殺しようとする。
一度食らっている場所にもう一度枯れさせる魔法を食らえば、まず間違いなく削れ落ち、跡形もなく無くなるだろう。
だからこそ、Aは危機を感じ、危険を省みずイノセント・ゼロとの間に割り込んだ。
ネイチャー コンヴァースでタイムズの性質を無理矢理変換させ、いなしたのだ。
だが、魔法のレベルの差か、完璧にいなしきれなく、後ろにいるウォールバーグへかすり、髪が少し消え落ちた。
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ekakisitemasu(プロフ) - リアルで変な声出ました！この作品めちゃ好きなので更新全裸待機で待ってます！！ (3月3日 4時) (
レス) @page30 id: f86c3e7e4e (このIDを非表示/違反報告)
レオ @スランプ気味(プロフ) - セル・ウォー好きで見始めたんですけど、最高です！セルめっちゃ可愛いし、この作品大好きです！ (3月3日 0時) (レス) @page30 id: 2e9985dbb4 (このIDを非表示/違反報告)
まぬぬ - セルウォー好きなので助かります！感謝！ (2月23日 11時) (レス) @page22 id: 5b6dadf86c (このIDを非表示/違反報告)
acchiyellow5(プロフ) - 続き期待してます！！ (2月19日 1時) (レス) @page17 id: c2b701371f (このIDを非表示/違反報告)
syaze(プロフ) - 夢主の性格、設定全てがぶっ刺さりました好きです 続きを楽しみにしてます〜！ (2月13日 0時) (レス) id: da3377668f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五月雨雫
| 作成日時：2024年2月12日 22時
