story17 番外編 ページ18
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〜セルと初デートから神格者選抜試験までの間〜
今日も今日とて報告のために4男の前に姿を現せば、暇潰しに無駄に絡まれ、
体力がすり減ったセルは、重い体を引きずりながら自室へ戻ってベッドへ座り込んだ。
お茶でも飲んで一息つこうかとしている時、先日交換した連絡先から電話がかかってきた。
設定した名前を見ながら、何の用だ…と思いつつ通話ボタンを押し、
携帯を耳に当て、はい、と返事をする。
”『お、出てくれた!!やほ〜』”
開幕1発目、携帯を話したくなるほどの大きい声に、セルはびっくりして携帯を落としかけた。
セル「声が五月蝿い!」
何の用だ、と電話を掛けてきた理由を急かすセルに対し、Aは世間話をしたいのか
のらりくらり本題に入ろうとしなかった。
痺れを切らしたセルは電話を切るぞ、と通話終了ボタンへと指を伸ばした時、
携帯の向こうから慌てた様子のAが止めに入った。
”『んも〜用がなかったら連絡しちゃダメなのかよ〜!』”
声聞きたかったんだもん、なんて言う声が聞こえ、セルの手は止まった。
そしてそれに続けて、明日予定ある?とデートのお誘いをした。
この間は夜だったから昼に遊ばない?と。
”『昼が厳しいなら夜でもいいし、外が厳しいなら俺の家でもいいよ、会いたい。』”
そんな直球の愛の表現にセルは戸惑いつつも、分かったと返事をしていた。
今はまだ本格的にイーストンへ戦争を仕掛けては居ないし、特に指名手配などをされているわけでもないので昼でも構わないと思い、
セルは前回分かれた広場で待ち合わせようと言った。
”『うん!んじゃ、デートの服気合い入れてきてねぇ〜!!』”
セル「で、デートじゃない!」
セル「で、デリザスタ様……」
デリザスタ「んあ?何?」
セル「あの、ゆ、友人と出掛ける時の服とかって……どういう……す、すみませんこのような事……。」
デリザスタ「何それオモロお前友達居たんだw
とりまこれ着れば?」
セル「え”……流石に女性物は……。」
デリザスタ「何?俺の言うこと聞けねぇの?」
セル「…………いえ…………。(相談する相手間違えた……。)」
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ekakisitemasu(プロフ) - リアルで変な声出ました!この作品めちゃ好きなので更新全裸待機で待ってます!! (3月3日 4時) (レス) @page30 id: f86c3e7e4e (このIDを非表示/違反報告)
レオ @スランプ気味(プロフ) - セル・ウォー好きで見始めたんですけど、最高です!セルめっちゃ可愛いし、この作品大好きです! (3月3日 0時) (レス) @page30 id: 2e9985dbb4 (このIDを非表示/違反報告)
まぬぬ - セルウォー好きなので助かります!感謝! (2月23日 11時) (レス) @page22 id: 5b6dadf86c (このIDを非表示/違反報告)
acchiyellow5(プロフ) - 続き期待してます!! (2月19日 1時) (レス) @page17 id: c2b701371f (このIDを非表示/違反報告)
syaze(プロフ) - 夢主の性格、設定全てがぶっ刺さりました好きです 続きを楽しみにしてます〜! (2月13日 0時) (レス) id: da3377668f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2024年2月12日 22時