story10 ページ11
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そのまま少し世間話をしたり、仕事場の愚痴などを聞いたりと普通の友達くらいの距離感まで詰めることに成功したA。
Aはイーストン魔法学校ではなく、音楽学校に通っているという設定で話した。
幼い頃からヴァイオリンを習っていて、普段からマカロンと一緒に演奏したりするのであながち間違いではないのかもしれない。
いや、完璧なる嘘である。
が、話の続け方が上手いのか、なんの違和感もなく音楽学校の体で学校の話などを進めた。
神覚者を排出している魔法学校出身であればセルも警戒しただろうが、全く関係のない音楽学校である。
警戒は段々とうすれていき、ただ単にセルの顔が好みで話しかけたのだろうと頭に刷り込まれた。
出会ってから数時間。
そろそろ帰らないと四男にブチ切れられると思い、セルは別れを切り出した。
『荷物重いし家まで送ろうか？』
セル「いや。帰りは飛んで帰るから平気だ。」
『魔法上手なんだ〜二本線だしね。』
普段は浮かんですぃーと移動するセルは、重さなど大差ないだろうとAが持っていた分のスイーツも受け取り、言葉通り浮かんでみせた。
『んじゃ、またね！また会おうね〜！』
セル「あぁ。また。」
Aはセルとは逆の方向へ歩き出す。
大通りから離れ、イーストン魔法学校へと帰る細道に差し掛かった時、Aは小さい声で笑いだした。
『んふふ…ふは、あはは…！
あんなに上手くいくなんて…あぁ、本っ当に可愛いなぁ…！！』
美味しそうにスイーツを頬張るセルを思い出して顔を赤く染めるA。
その姿はさながら変態であり、どちらが敵が分からないようであった。
『敵にあんなに気を許しちゃってさぁ…。
んま、俺が魔法つかってんだけどさ。』
いくらAのコミュ力や容姿があったとしても、簡単に警戒を解くことは難しい。
にもかかわらず最後には友達だとセルは認識していた。
それは、少しづつ少しづつAが固有魔法コンヴァースでセルの警戒心を好意へと変換したからだ。
『んふふ。』
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ekakisitemasu(プロフ) - リアルで変な声出ました！この作品めちゃ好きなので更新全裸待機で待ってます！！ (3月3日 4時) (
レス) @page30 id: f86c3e7e4e (このIDを非表示/違反報告)
レオ @スランプ気味(プロフ) - セル・ウォー好きで見始めたんですけど、最高です！セルめっちゃ可愛いし、この作品大好きです！ (3月3日 0時) (レス) @page30 id: 2e9985dbb4 (このIDを非表示/違反報告)
まぬぬ - セルウォー好きなので助かります！感謝！ (2月23日 11時) (レス) @page22 id: 5b6dadf86c (このIDを非表示/違反報告)
acchiyellow5(プロフ) - 続き期待してます！！ (2月19日 1時) (レス) @page17 id: c2b701371f (このIDを非表示/違反報告)
syaze(プロフ) - 夢主の性格、設定全てがぶっ刺さりました好きです 続きを楽しみにしてます〜！ (2月13日 0時) (レス) id: da3377668f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：五月雨雫
| 作成日時：2024年2月12日 22時
