Ms.Triple Three (ページ3)

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3.春季キャンプ序章(2) ページ3

？？「あ、小塙さんや」

自分の苗字が後ろから聞こえ、振り向くと

『え" 岡本キャプテン！おはようございます！』

驚きの声と共に帽子を取り、頭を深く下げる

あれ？確か岡本キャプテンってSクラスでのだよね？

『あの、えっと、なんでここにいるんですか？』

恐る恐るキャプテンに尋ねてみる。横にいたオコエさんに助けを求めようと目線をずらしてみたら、いつの間にかいなくなってた。裏切り者め…

岡本「え、小塙さんを一目みようと思って来たんやけど」

『…私ですか？同期とかじゃなくて？』

岡本「おん。女子選手やし、一時期話題になっとったから気になってん。」

『ええ！ありがとうございます！光栄です！』

岡本「こちらこそ。ジャイアンツ来てくれてありがとうなー。これから一緒に頑張っていこー。」

そう言いながら手を振り、Sクラスの方々が練習する場所へと向かっていった。
キャプテンの背中をしっかり見届けて、見えなくなったあたりで私もロッカールームへと入っていった。

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浅野「Aちゃん、調子いいねー！」

春季キャンプが始まり、守備練・バッティングなどなど練習らしい練習をしているが、全体的に調子が良すぎて自分自身でも怖くなっている。

守備ではファインプレーを2度ほどやって、バッティングではホームランの嵐だった。

『浅野さん、助けてください。今日めちゃくちゃ調子良すぎて怖くなってきてます！』

近くにいて、声をかけてくれた浅野さんに助けを求める。

浅野「そういう時あるよねー。でもルーキーだし、調子良くて困ることはないんじゃないかなー？一軍へのアピールになるし！」

『確かに…それもそうですね！』

浅野さんに言われたことに納得してうんうんと頷けば、再びバッティングの順番が回ってきたため、慌てて向かう。

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『あー疲れたー！体痛い！！』

時はたち、今日の練習が終わり、ホテルへと戻る。た
夕食をしっかり食べて、お風呂から上がってスキンケアをした後、ベットへとダイブする。

本来なら、ストレッチなどをしなければならないが面倒くさいため、明日から頑張ろう…

なんて思いながら、夢の世界へと吸い込まれていった。
こうして、私のプロ野球人生初のキャンプ1日目を終えた。

春季キャンプ序章fin