Ms.Triple Three (ページ12)

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12.ついに… ページ12

開幕をしてから2、3ヶ月過ぎたころだった
守備は前と比べてまだマシになってきたが、相変わらず打撃の調子は上がらない。
2、3試合に1〜2本打てば良い方であった。そのせいで打率はどんどん下がり、今は1割台前半だった。

(この成績じゃ、そろそろ二軍行くよな〜…)

なんて薄々感じながら、ティーバッティングをしてた時だった。

阿部「小塙、今から話があるけどいい？」

声をかけてきた阿部監督はいつもよりも真剣な表情をしていた。
ついに、この時が来てしまった。

『…はい！大丈夫です！』

なるべく大きな声で明るく振る舞う。そうしないとみんなに無様な格好を見せてしまうかもしれないから。

監督の背中を追い、グラウンドを後にした。

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【監督室】

『失礼します…』

監督はすぐ近くにいるが、一応礼をして中に入る。

阿部「そこに座って良いよ」

『はい。…失礼します』

阿部「ごめんな？練習中に呼び出して。」

『いえいえ！全然です！それより、お話って…』

阿部「あぁ、その話なんだが…」

少しの間、沈黙が訪れる。何となくこの先言われる事がわかっていた。

阿部「一度リフレッシュするために二軍行ってみないか？」

"二軍"

その言葉を聞いた時、悔しい反面心のどこかでホッとしてしまった自分がいた。

阿部「今日まで一軍に帯同して、休みを挟んだ次の日からでどうだ？」

『…はい、大丈夫です。』

阿部「…気、負いすぎるなよ？お前ならここに戻って来れるから」

頭をポンポンと叩かれて、監督室を出ていく監督
残された私は茫然としつつ、決意を固めた

『……絶対戻ってくるわ』

そう気合を入れて、監督室を出る。もう、こんな結果を出さないように見返してやるんだ！

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みなさん、お久しぶりです…
更新予定日を大幅に遅刻してしまい申し訳ないです！
言い訳になってしまうかもしれませんが、私生活の方がバタバタしてまして…
2月からは最低でも週一で出していきたいと思います！
また、作品も出していない間にたくさんのハートやお気に入り登録ありがとうございます！
これからも本作の応援、よろしくお願いします！