爆豪勝己の彼女は容姿端麗 (ページ5)

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順位が表示される。

恐る恐る確認すると、私は5位だった。

(よかった、、。でも、、)

やはり、出久は最下位だった。

「出久、、」

「Aちゃんごめんね。」

悲しそうな声で言う出久。
すると、

「あ、ちなみに除籍は嘘な。」

(……は？)

「なんなんですか！先生！」

「まぁ、君らの個性を最大限引き出す、合理的虚偽だ。」

ニカッと笑いながら言う先生。

(た、たしかに。だけどあの緊張感を返して、、、)

「これで終わりなー。」

そう言われて教室へと戻った。

あっという間に放課後。

「勝己ーかえろ？」

「ん。」

いつも通り勝己の元へ行くと、機嫌が悪かった。

(出久の事だろうな。)

「勝己？出久のことだけど、、」

「なんであいつが個性持ってんだよ。無個性のクソナードだったろ！しかもお前も！怪我なんか治してんじゃねーよ。体力使うんだろ！？」

「そんな事言われても、私の個性は怪我を治すものなの。目の前に怪我してる人がいるのに、治さない訳にはいかないでしょ？」

「チッ」

舌打ちをした勝己。

(こればっかりは、私も知ってるけど隠してる事だから申し訳ないな、、。)

「ごめんね勝己。」

なんとなく、謝りたくなって謝った。

「あ？お前が悪いわけじゃねーよ。」

そう言って、ぐしゃっと私の頭を撫でた。

「髪の毛崩れるでしょ__っ。」

なんだか恥ずかしくて思わず止まって、そんなことを言った。

「うっせーよ。お前、今日家で飯食うか？」

勝己は、私が一人暮らしだということを心配して、たまに夜ご飯に誘ってくれる。

「いいの？おばさんは？？」

「あのクソババア、お前が来るとくそ嬉しそうだから大丈夫。」

「じゃあいく！」

そう言って、勝己を慌てて追いかけた。