爆豪勝己の彼女は容姿端麗 (ページ4)

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1種目目の50mは勝己の爆風で飛んでく。

「5.12」

(んーやっぱりまだ使いこなせないなぁ。)

その調子でどんどんやっていき、ついにソフトボール投げ。

(麗日さんの個性借りようかな、、。)

「麗日さん！ちょっと握手してもいい？」

「Aちゃんやっけ？いいよ！これからよろしくね！あと、お茶子でいいよ！」

「分かった！ありがとうお茶子！！」

「次、癒丘。」

お茶子の手を握ったところで呼ばれた。

(たしか、触ったものを無重力に出来るんだよね、、)

ボールに触り、お茶子の個性をイメージして投げる。

ポーンと遠くまで飛んでいく。
相澤先生のみせてくれた機械には、∞と表示されていた。

「「「すげーーーー！！」」」

「やった！」

思わず勝己にピースする。
悔しいのかそっぽを向いてしまった。

そして出久の番が来た。

1回目は相澤洗先生に止められたが、次は普通に投げるだろう。

(出久、まだコントロール出来てないって言ってたし、大丈夫かな、、、)

個性を使って投げた出久。
案の定、指が折れていた。

(でも、前よりコントロールできてる、、)

「出久、こっち来て。」

「いや、悪いよ！」

「いいの！治すための個性なんだから！」

申し訳なさそうに差し出した出久の指に触れ、手に力を込めた。
すぅっと出久の手が元に戻った。

「ありがとうAちゃん。」

「いーえ！」

「なぁなぁ！ずっと気になってたんだけど、お前の個性ってなんなんだ？」

「あ、それ私も気になってた！」

「俺も！」

「私も！」

と、黄色い髪の男の子と、ピンクの髪の毛の女の子を筆頭に、みんなが集まってきた。

「あ、俺は上鳴電気！電気でいいぞ！よろしくな！」

「私は芦戸三奈！三奈でいいよん！」

「よろしくね、電気！三奈！」

「私の個性なんだけど、2種類あって、ひとつは治癒。骨折までの怪我なら治せるんだ。自分には、使えないんだけどね。(笑) ふたつめは、共有って言って、触れた相手の個性を使うことが出来るの。」

「治癒持ってるだけですげぇのに、ふたつもあんのかよ！」

「だからさっきから色んな個性使ってたんだ！」

「戦闘とかになったら、皆の個性を借りなきゃだから、あんまり役に立てないんだけどね、(笑)」

「そんな事ないぞ！治癒はとても貴重だし、皆で協力するのも大切だ！」

飯田くんが言ってくれた。

「そうだぞ！いつでも貸すからな！」

「ありがとう。皆。」

なんだか嬉しくて、微笑み返した。