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爆豪side
「死ねぇぇぇ！！！」
また1人敵が倒れた。
(くっそっ、Aはどこだよっっ！)
「おいおいイラつくなよ爆豪。Aか？流石に1人にはなってねぇって。」
切島がそう言う。
「とにかく早くこいつらぶっ倒して、探しに行くぞ。」
「ったり前だクソ！！」
そこに居た敵をぶっ潰して探しに行った。
が、何処にもいない。
(なんで居ねぇんだよ。)
「あとは広場か。でもそこなら相澤先生が居るから大丈夫っしょ。」
確かにそうだ。
変に誰かとなるより、よっぽどプロヒーローと一緒の方が安心だ。
だが、そう考えたことを俺は死ぬほど後悔することになる。
広場に着くと、意味わかんねぇ光景が広がっていた。
「___っおぃ、あそこに倒れてんの、誰だよ、」
「____A、だよな、、？」
「っっっ！！くそ！」
「っおい！待て爆豪！！」
飛び出しかけた俺を切島が止めた。
「今行っても逆効果だっつーの！」
(Aが、Aがあそこに居んのに、なんも出来ねぇのかよ、、)
すると目の端でクソデクがこっちを見てるのがわかった。
そしてAをみると、変な青髪があいつに触れていた。
(もう我慢できねぇ、、)
「___Aに触んじゃねぇぇ！！！」
思いっきり殴ったはずなのに、交わされていた。
「っっっ！か、つき、、」
(血だらけじゃねぇかよ、、)
するとAが何か言いたそうな顔ををした瞬間、扉が破られて、オールマイトが俺たちを担いで行った。
相澤先生もありえねぇほどボロボロになっている。
すると、朦朧としてる意識の中、Aが少しでも治したいと言い出した。
俺とオールマイトが止めたが聞かなかった。
Aはそういう奴だ。
自分に自分の個性が使えないことを理由にしてか、自分を優先することはない。
見るにも耐えなかった先生が少し良くなったような気がした。
「___す、いません、先生っ、勝己、、私もう無理で、、」
「__っおい！」
Aはそう言いかけて、意識を失くした。
心臓に耳を寄せる。動いているから、死んでいる訳では無い。
「爆豪少年。このまま癒丘少女を、、」
「いや、俺はあのクソ共をぶっ潰す！おいクソ髪！A頼んだ。」
「___っちょ、おい！爆豪！！」
切島の制止も聞かず、Aを預けて飛び出した。
(Aを痛めつけた分、しっかり返してもらんぞっ)
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作者名：れもん。 | 作成日時：2020年6月27日 0時
