爆豪勝己の彼女は容姿端麗 (ページ21)

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緑谷side

「今朝快便だったから、アイツら1日くっついたままだぜ。」

「あれで全員だったのは運が良かった、、ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」

ついさっき、船から脱出した僕達は陸へと向かっていた。

「まずは助けを呼ばないとね。広場では相澤先生が敵を引き付けてくれているわ。」

(でも敵が多すぎる、、)

「相澤先生は僕達のために、敵の群れに飛び込んだと思うんだ。」

(やっぱり、、)

「お、おい、まさか緑谷、、ばかばかばか！」

「邪魔になるようなことは考えてないよ。ただ、少しでも先生の負担を減らせればって。」

そして僕達は水辺に沿って、広場へと向かった。

「「「_____っっ！？」」」

僕達の考えは甘すぎたのかもしれない。
見たのは想像以上の光景だった。

「Aちゃんが、なんで、、」

「相澤先生、、」

広場にはAちゃんもいた。
最初は有利に見えたが、相澤先生の肘が崩され、黒いノームとか言うやつによって、一瞬で二人が飛ばされた。

青髪の、傍に倒れていたのはAちゃんだった。
血を吐いて、周りは赤く染っていて、腕の皮膚もボロボロに崩れていた。

2人はまだ僕達に気づいていない。

相澤先生を助けようとしたのか、Aちゃんが動こうとした瞬間、こんどは蹴り飛ばされていた。

「っっっ！！！」

「み、み、緑谷ぁ、やばいよこれ、、」

「ケロぉ、、」

(助けなきゃ。Aちゃんだけでも、、)

僕はいつも助けて貰ってばかりだった。
かっちゃんからも、僕が個性を受け継いでからもだ。

(今度こそは、、でもっ、、)

足が、手が動かない。

ふと目をうつすと、死柄木とかいう男が、Aちゃんに触れようとしていた。

(それでも、やらなきゃ、、、。)

すると、目の端にかっちゃんがみえた。