爆豪勝己の彼女は容姿端麗 (ページ3)

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ジャージに着替え、グラウンドに出る。

「じゃあ、これから個性把握テストを行う。まぁ、体力テスト的なもんだ。お前らもやった事あんだろ？個性使用禁止のやつ。」

(体力テストか、、。)

私の治癒の個性では、運動能力はそこまで必要ないのだが、共有の方では色々な個性を使いこなすために必要なため、中学でもそこそこの成績はとっていた。

「実技入試成績のトップは爆豪だったな。中学の時、ソフトボール投げ何メートルだった？」

「67m」

「んじゃ、個性使ってやってみろ。」

「死ねぇぇぇぇ！！！」

そう言って投げる勝己。

(いや、死ねはまずいでしょ勝己くん。)

思わず心の中でツッコミを入れた。

相澤先生が見せてくれた機会には「705.2m」と表示されていた。
流石勝己だ。

「「「おぉ～！！」」」

「なにこれ！面白そう！」

「さすがヒーロー科！」

それぞれが思い思いの事を口にした。

「面白そうか、、、ヒーローになるまでの3年間、そんな気持ちで過ごすのか？よし、成績最下位の者は、見込みなしと判断し、除籍処分としよう。」

(わぉ、まじか。)

まぁそこそこやろうと思っていたAだったが、これは本気でやるしか無さそうだ。

(何の個性か知ってるのは、出久と勝己だけだけど、出久のは使えないから、やっぱり勝己か。)

ちなみに、出久がオールマイトからワンフォーオールを受け継いだのは、たまたま聞いてしまって知った。

その場で私にも使えるか試したが、無理だった。

「勝己ー握手。」

「俺の個性つかうんか？」

「そう。だめ？」

「べつに。」

そう言いながら、勝己の手を握った。

共有の個性に関しては、私もまだ分からないことだらけだが、何度か使った事のある個性は、だんだんと使用時間が伸びることは分かっている。

だから今回もまぁまぁ持つだろう。