爆豪勝己の彼女は容姿端麗 (ページ38)

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案の定、1位は勝己だった。
勝己が暴れてて大変だからきてくれと言われたが、今は会いたくなくて断った。

「おつかれぇ。」

今は教室に戻ってHRだ。

「明日と明後日は休校な。プロヒーローからの指名などもあるだろうが、それはまとめて休み明けに発表する。しっかり休んどけ。」

「「「はいっ！！！」」」

私は返事もせずに、ぼうっと先生の話を聞いていた。

そして勝己とは一緒に帰らず、おばさんに連絡して今日は自分の家で寝ると伝えた。

ﾊﾞﾌｯ

お風呂にはいって、そのままベットにダイブした。

(やっぱり皆は凄かった、、。)

私は昔から1度考え始めると、ネガティブに考えてしまう。
それがすごく悩みでもあるのだ。

「……ねよ。」

今日は起きてるとダメな気がしたので、電気を消して目をつぶった。

「んん、なんか重い、、」

私は体に重たさを感じで、目を開けた。
その重さの正体に気づくまで、さほど時間はかからなかった。

「っ勝己？なんでここにいるの！？」

昨日はきちんと戸締りをして寝たはずだ。

(不法侵入だよこれ、、(笑))

「……うっせぇ、、。」

「なんでここにいるの？」

「お前が昨日帰ってこなかったから。てか勝手に先に帰っただろ。」

「おばさんに連絡したよ？」

「俺は直接聞いてねぇ。」

「……ごめんね。」

「なんかあったのか？」

急にムクっと起きて私の目を見てそう言った。

「なんでもなっ、、」

「嘘つけ。顔に出てる。言え。」

私の言葉は綺麗に勝己に遮られた。

「……私はみんなに追いつけないなって、、」

「なんでだよ。」

「レベルがさ、レベルが違いすぎるんだよ。(笑)
治癒は貴重だって小さい時から言われてきたけど、守ることは出来ないんだよ、、。」

「共有だってあるだろ？それに治癒も助けられ、、」

「共有は！共有は、借り物なんだよ。」

今度は私が勝己の言葉を遮った。

「限界までの力を出すことは出来ない。昨日の勝己の爆発だってそう。治癒も、助けることは出来ても、目の前の救えたはずの命を私は守ることが出来ないっ、、。しなくても済むはずだった怪我を止めることが出来ないっ、、。」

「……」

しばらく沈黙が続いた。