復帰前のお話 ページ12
「Aおはよ〜!」
A「おはよー。」
朝練が終わり、クラスメイトに挨拶して席に座わる。
(あー眠い。)
HRまでまだ少し時間があるので寝ようと思い伏せる。
?「A!A!A!」
もう少しで寝るという所で名前を連呼される。
A「なーに西谷。」
(今日はもう寝れんな。)
そう思いながら返事をする。
西谷「お前龍のこと、呼び捨てなのか!?」
A「あー、龍どころか西谷以外呼び捨て。そう呼んでって言われたから。」
西谷「まーじーかーよーーー、、 俺も俺も!」
A「いや。」
(西谷は、復帰後の部活から呼ぶって決めてるから。)
そしてそれは今日の放課後からだ。
西谷「な、なんでだよぉ(泣)」
あからさまに落ち込む西谷。
A「いやだから。」
ここは譲らんと嫌と言い続けるA。
西谷「……」
諦めたのか黙り込む西谷。
西谷「なぁ。 俺、お前に認めて貰えるぐらい強くなるから。」
A「____っっ!」
あまりにも真剣な顔で言うからびっくりした。
(いつもチャラチャラしてるのに、真剣になるとやっぱやばい。)
それにしても何を思ったのか西谷は私が認めたら名前呼びになると思ったらしい。
(西谷らしいな、、。認めるとかそんな上から目線なこと思ってないし(笑) でも、西谷の言葉を借りるなら、わたしはすっかり西谷を認めているよ、、。)
そう思ったのを心にしまって言う。
A「期待してるよ、”夕”」
(放課後に呼ぶつもりだったんだけどな。)
西谷「___っっっ!!! おう!!!!!」
めいいっぱいの笑顔でそう答えた夕をみて
「私は、この笑顔が好きだ。」
そう思った。
169人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:れもん。 | 作成日時:2020年2月7日 20時