僕らのお姫様

◎ 助けて ◎ ページ16

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マネージャー ｢ ちょっとA ！！

ほんとに今すぐ行かないといけない急用入って家まで送れなくなっちゃった …

だから今日は他のメンバーに連れて帰ってもらってくれる？ 1人は絶対駄目だよ ！ ｣



｢ あぁ、 全然いいですよ ！！ ｣


マネージャー ｢ ほんーっっっとにごめんね ！！ ｣


｢ はい ！ 頑張ってくださいね 〜 ｣









小さい頃からこの業界にいる私に

まるで親みたいに優しくしてもらっていっぱい面倒見てもらったマネージャーの美和さん 。




いつも送迎とかしてもらってるんだけど急用あるらしく1人で帰ることになったんだけど 。









｢ うーん 、 まだみんな仕事だもんな 。 ｣









今日は個人でのお仕事だったから

楽屋にメンバーがいる訳でもないし1人で電車で帰れるしまあいっか ！


美和さんには1人で帰るなって言われたけどみんな疲れてるのに申し訳ないからね 。









｢ なんだか久しぶりだな 。 ｣









イヤホンを家に忘れちゃったから

ふらーって電車に乗って家までの道のりをゆっくり歩いて帰ってた 。









｢ …… ん ？ ｣









＿＿＿＿ ｻｯｻｯｻｯ …









｢ え … ？ ｣









夜の11時くらいだから

全然人は居ないはずなのに私の少し後ろを同じペースで歩いてる足音が聞こえる 。









うん、まさかだよね 。


そうやって自分に言い聞かせ歩いてみてみるものの … 。









｢ …… やっぱり付けられてる 。 ｣









ぱって反射的に後ろを見ると


黒のフードを被り黒縁メガネを掛けてすらっとした背の高い男性がこっちを見ているのに気がついた 。








…… 待ってほんとに怖い っ 。









とにかくどこか隠れる場所にって思っても

すぐにぱっと思いつかない 。









｢ 待ってどうしよ … 。 ｣









どこかコンビニとかあることを祈って


一気に猛ダッシュ 。








すると後ろから慌てたように

付けてきてた男性も早歩きになり次第にはきっと走って追いかけてきてる 。









｢ あ … っ 、 コンビニ …… っ 、、。 ｣









体力が尽きる前に

なんとか24時間営業しているコンビニを見つけた 。









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