吸血鬼、強運少女【吸死】 (ページ16)

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第8運ページ16

『ん？食材がないじゃないか』
「あー棚にカップラーメンがあるはずだぜ」
「うっわすごい量だな」
10以上はあるな……
なんでこんなにあるの？
……まさか

『もしかしていつも食べてるの？これを』
「俺、料理できねーからな」
「ドヤ顔するところではないだろ」
『買いに行こう』

「だから、作れねーって」
『作ってあげるよそれくらい。だから、買いに、行くよ！』
「分かった！分かったから離れろ！！」
「ついでに私にもなんか買ってくれ」
「買うわけないだろうが！！」
いつものチョップにいつもの砂が舞い散る
『さっさと行くよ！』

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ヒナイチside

「陰から観察すればやつも尻尾をだすかもしれん」
私は、今、吸血鬼ドラルクの監視に尽力している

表面的な調査結果だけ見ていたが、詳しい資料に当たればヤツは200年以上を生きる高位吸血鬼だ

退治人のロナルドとの戦いの末に根城を失うも逆にロナルドの懐潜り込む手腕……

何より私にあんなことをした吸血鬼が、ただの雑魚だとは思えない！
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『はーやーくー』
「うるっせえな！ちょっと待て」
『服着替えてないのになんでそんな遅いのさ』
普通、女子の方が遅いもんでしょ？
「そうだぞ、ロナルドくん。早くしたまえ」
「奢らねえからな」
「奢ってくれないのかい！？」
『えー』
奢ってもらおうとしたのに
「うるせえ、行くぞ」
と、立ち上がる
『私達、ロルルドくんを待ってたんだけど！？』

「ロナルド、だ」
慣れてきたな、こいつ……

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最初に出てきたのはロナルドとAと言う吸血鬼か……
Aに関してはあの一件でしっかり観察することが出来なかったからな。注意深く見なければ……
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『んー？』
「どうした」
『いや、忘れもしたと思ったけど、そうでもなかった』

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ドラルクはなかなか出てこないが一体……
「死んでる！！！」
な、なんビルから出ばなに死んでるんだ！！毒の沼でも踏んだか！？

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正解ポストの角にガンとやった