Keep your head up ～上向いて進もう～ (ページ8)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:1,582 hit

二章一話新境地ページ8

兵庫から引っ越してきた時は、驚きの連続で中々馴染めなかったが関西人というだけで面白いこと言えるヤツ認定されネタにされたお陰でクラスにも少しずつ馴れていった。ネタにしたのは、クラスメートなりの優しさだと思うようにした。
中学校生活は、楽しかった思い出がいっぱいだ。
勿論、兵庫の中学校も大好きだが
今では、東京に来て良かったと思う。
進学先で、悩んでいたが先生達や仲の良いクラスメート達に励まされ支えてもらい
俺は、東京都立音駒高等学校に進学することを決めた。
音駒高校に入学して
外から、バレーを見ようと思い
俺は、男子バレーボール部に入部した。
バレー部ではマネージャー兼偵察要員として動いている。
勿論の事、前々から山崎さん基い
山崎コーチのスカウトもあり今は全日本ユースの寮に住んでいる。そこでは、日々の栄養管理からアフターケア、身体づくり、スキルアップまで山崎コーチ指導のもとトレーニングに励んでいる。
制限も有るため全てが自由と迄は言わないが不自由ない生活を送っている。ばぁちゃんは、俺の事を応援すると言ってくれた。そんな、ばぁちゃんは、去年お迎えがきたと言い他界していった。悔いのない人生だったのだろう。最期は幸せそうな顔をしていた。
ばぁちゃんに応援されて今もバレーを続けているが
それを知っているのは、両親と歩と治しか知らない。今も俺の事を避け続けている侑には、言っていない。
言ってしまったら、もっと嫌われる気がして。
嫌われたくないと思ってるのが侑に伝わっているのかは定かではないが。
東京に引っ越してから初めて
兵庫に戻ったら侑は別人だった。
俺に対して、皮肉気味に話すようになった。
治は変わっていなかった。
侑に関しての相談相手は治だ。
ケースバイケースで向こうの相談にものっている。
バレーボール部に入部したこと
他にも色々、治には話した。