Keep your head up ～上向いて進もう～ (ページ4)

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二話焼肉&刺身パーティーページ4

全員揃ったってことで
リビングに集まってパーティーが始まった。
侑と治は馬鹿みたいにアホ程食べる。
俺も負けじと食べる。
侑が狙ってた最後のトロを食べると

侑「俺が狙っとったのに！のん！
何で、食べるんや！」
「何でって、遠慮の固まりやったからな！
もう少し、行儀良く飯が食われへんのかお前は…。我慢も覚えろや」
侑「うるさいな、アホ！」
「侑、お前のボキャブラリー貧困すぎや
もうちょっと、勉強した方がええで！
身内として恥ずかしいわ」
侑といがみ合っていると
箸をおく大きな音がした
。

侑治母「あんたら！ええ加減にしぃや！
外に出されたくなかったら治と歩を見習って静かに食べたらどないやねん！」

何時もより５割増しな雷が落ちた。
「ごめんなさい」
侑「俺は、悪ないし」
侑治母「侑、なんかゆうたか？」
侑「ごめんなさい」

ははさんに、正座にさせられ叱られる。
あまり、叱られるのは好きじゃない。
誰だってそうだと思うが……

オカン「何時もごめんな。愚息が」
愚息ってなんやねん、実の息子に対して
侑治母『かめへんかめへん！
息子が一人増えるみたいなもんやから！』
ははさんには、お世話になってるけど愚息ってとこにつっこんで欲しかった。俺は、席につき箸を再び動かしはじめた。

オカン「せや、のぞむ。あゆみ。
東京にばぁちゃんが居るやろ、ばぁちゃんと暮らさへん？」
今迄の部屋の空気と違い静まりかえる部屋でオカンが放った言葉だった。
俺/歩「なんで？」
それが、一番に浮かんだ疑問だった。