検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:1,585 hit

三話 仲違い ページ12

ツムとのんは仲違いしている。

のんが、東京に行ってからツムは人が変わったかのようにバレーに打ち込み始めた。

まるで、失ったものを別の物で埋めるように。

その時期から、ツムは故障という言葉に敏感になっていた。

多分、のんの事を連想してしまうからだと思う。
それと、関連が有るかどうかは分からないが
ツムからの相談がピタリと止んだ。

それからは、今迄なかったのんから侑に対しての相談が増えた。

そんな、ツムはのんが東京に行ってから
今迄は三段ベッドの一番上で寝てたのに今では一番下で寝てる。
のんの残り香も無いのに。
別れたカップルみたいでちょっと笑えてくる。

ツムは稲荷崎高校に入学した頃も何処か上の空だった。まだ、ツムは心に穴が空いた状態なのだろう。

そんな、失ったものは、ツムが知らないところで又、バレーボールと向き合っている。
その事実を知っている俺は、のんに口止めされている。
直接、自分でツムに言いたいそうだ。
ツムの態度もみるみる変わっていき
のんに対して皮肉じみた言い回しをするようになった。
これに関しては、のんも悪いと思うが
10分の8はツムが悪いと俺は思う。

二人を心配している俺だが
のんよりも、ツムよりも大切な人がいる。

三話 大切な人→←二話 久しぶりの会話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー!! , 男主 , 青春   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:宮橋くれなゐ | 作成日時:2020年4月17日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。