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翌朝目覚めると、朝の４時だった。
帰って、そのまま寝てしまったみたい。
まだ薄暗い外を眺めて、また、理由を探す。
見つかるはずなんてないのに。
夏向が好きっていう気持ちが消えるはずもなくて。
諦めることなんてできるわけない。
こんなの、イヤだよ。
部屋を飛び出して、勢いよく夏向の部屋のドアを開けた。
『夏向。起きて。』
夏「………は？」
そりゃびっくりするよね。
こんな朝早くに、別れを告げた人に起こされたら。
でも、私、無理だから。
このまま黙ってらんないから。
『私、離れないよ。』
夏「………」
『やりたいことってなに？
聞かないと、納得出来ない。』
俯いた夏向は、気まずそうに目を逸らす。
夏「……はぁ。」
『なんか言ってよ。』
.
夏「…お前の夢邪魔したくない。
俺が足枷になりたくないんだ。」
なんで？
なんのことを言ってるの？
聞きたいことがまた一つ増えたのに
言葉が出てこない。
夏「行けよ、フランス。」
まさか、
『エリーゼに…？』
夏「ああ。お前が渋ってるって。」
そういうこと。
エリーゼが、夏向から説得するよう、言ったんだね。
嘘をついてまで、
私を行かせようとしてくれたの？
でもね、私決めたんだよ。
『私、行かない。』
夏「は？なんで。」
『離れたくない。』
ため息をついた夏向は、私の肩を掴む。
夏「俺だって、離れたくなんかねえよ。
でも、チャンス無駄にすんな。』
泣きそうな夏向を見ていたら
それ以上何も言えなかった。
ねえ夏向、好きだよ。
離れたくないよ。
涙が込み上げてきて、
その場に座り込む。
夏向はそんな私に、
手を差し伸べることも、
目を向けることもなかった。
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Moa(プロフ) - すごいよかったです!!!!最後泣いちゃいました...。その後、夏向との続きも気になってしまいます!!!!続き書けたらお願いします!!!! (2017年9月5日 22時) (
レス) id: aaa91463d8 (このIDを非表示/違反報告)
★ルミネ★10月ver(プロフ) - Maikaさん» 完結おめでとうございます！！長い間お疲れさまでしたm(__)mでも番外編めっちゃ楽しみにしてます(*^^*) (2016年10月15日 22時) (レス) id: ba2a671ee4 (このIDを非表示/違反報告)
Maika(プロフ) - アヤノさん» ありがとうございます！嬉しいお言葉(;_;)また頑張っていきますので、よろしくお願いしますっ (2016年10月12日 23時) (レス) id: e56d0c0709 (このIDを非表示/違反報告)
Maika(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます！本当に心の支えです(;_;)待っててくださいねっ！ (2016年10月12日 23時) (レス) id: e56d0c0709 (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ - 完結おめでとうございます。ずっとニヤニヤしてました！笑 番外編楽しみにしてます！！！ (2016年10月12日 6時) (レス) id: a047ba4189 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maika | 作成日時：2016年10月5日 19時
