【文スト】ただの社員ですよ

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こんにちはAです。

久々にこんなたくさんの人から殺意を浴びました。

それにしてもちゃんと躾が出来てるんですね。
マフィアでは無い者が近づいて来ても銃の砲弾を浴びさせない。誰が躾たんですかね。

さてと、そろそろですかね。

え？何がって？

この俺が何も仕掛けをせずにノコノコとマフィアにやってくると思います？

「銃を下げろ」

嗚呼、やっと来たんですね。随分と待ちくたびれましたよ。

「何言ってんだ。時間ピッタリだろうが」

そう！皆さんも大好き！中原中也さんです！盛大な拍手で迎えましょうね。

で、なんか怒ってます？

「てめぇが俺の携帯をハッキングしてメール送り付けてきただろうが、忘れたとは言わせねぇよ」

それに関しては笑って流して下さい。

それに計画しただけでハッキングは俺じゃないんで。

そういえば中原さん、俺の事どこまで知ってたりします？

「てめぇが大手社長を殺したのは知ってる」

ってことはほとんど全部知ってるじゃないですか。

個人情報を見るなんて最低ですねー。

あ、痛い。やめてください暴力反対です。

「首領にはもう話してある」

流石ですねー。仕事早くて助かります。

「一応もう一度聞くが、マフィアに何故入ろうと思った？」

殺し屋がバレそうだったんでそれなら殺し屋を求めているマフィアに入ればいいかなーって。
マフィアは邪魔な奴を始末出来て俺は殺し屋を続けられてwin-winってことです。

間違ってはないですよね。

そういえば俺の所属は何処になるんです？

「俺のところだ」

前々から思ってたんですけど中也さん面倒見良いですよね。

褒めたのになんで睨まれてるんですか俺。

「お前は今から俺の管轄だ。それなりには頼み事も聞いてやる。何かあるか？」

じゃあ20人くらいの銃弾を俺に向けて欲しいです。
敵の攻撃を避ける良い訓練になりそうなんで。

って伝えたら却下されました。頼み事聞いてくれるって言ったのにな〜。

限度ってもんがあんだろって怒られました。

凄腕の殺し屋が協力してあげてるのになー。





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「国木田。全員を呼んでくれ、話したいことがある」
会議室から体を覗かせた江戸川乱歩が社内を駆け回る国木田に声をかける。

何事かと思いきやも国木田はその問いに頷く。

全員が会議室に集まり、何を話すのだろうかと身構える中、ゆっくりとその口を開き、言葉にする。






「今回の大手社長を殺した犯人は沖田Aだ」

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