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*瞳の大きな少女*ローside ページ9

・ローside・

パチッと大きな瞳でこちらを
覗いてくる少女……A

あ『…………』

相変わらずの無口だ。

シャチ「……Aおはよう…」ニコッ

シャチは、Aの目線までしゃがんで、
笑顔で、話しかける。

あ『…………(コクン』

だけど、無表情…

今、訳あって一緒に冒険しているAは
少し人間としての感情が欠けている。
まぁ、あいつらは何か知ってるっと思うが…

はぁ…出会ってたった1週間……
俺達は、こいつにすっかり
情が移ってしまっていた。

シャチ「A……お前さっきうなされてたぞ」

ベポ「すごく苦しそうだったよ、大丈夫?」

Aのことを心配する二人……

あ『…………』

Aは何も言わなかったけれど、
その顔はどこか悲しそうで、寂しそうだった
苦しそうに見えた……

見かねてペンギンが言った

ペン「また、怖い夢でも見たのか?」

そうペンギンが聞くと、
重い口をやっと開いて小さな声で言った

あ『昔の……幼い頃の…夢を見たの…
ただ……それだけ……』

全《!!》

Aが初めて自分のことを話した……
そこに居た全員の顔が少しだけ
明るくなった気がした。

シャチ「ど、どんなゆm ロー「そうか……辛かったな……」

シャチの言葉をさえぎって俺は言った

あ『!』

少し驚いた顔のAに俺は手を伸ばす
反射的にAは、一瞬ぎゅっと目をつぶった

今までのように殴られるっと思ったらしい…

ロー「ッフ……」

そんなAの頭を俺は優しく撫でた
っとそれと、同時にペンギンも頭を
ぽんぽんっと撫でる

ペン「よく、言えたな!えらいぞ!」

困惑するA

あ『??』


シャチも場の空気を読んだのか、Aの
頭を撫でてAをそっと抱き上げた。

シャチ「泣いたっていいんだぞ!」

少し戸惑いながらAは、ベポの方を見た…

ベポ「あ、A!
朝ごはんあるよ!食べる?」

あ『………(コクン』

小さく頷いたAはシャチとベポに
挟まれながら朝食をとった。

俺はそろそろ覚悟を決めようっと思った

ロー「ペンギン、後でシャチとベポと
俺の部屋に来い話しがある…」

ペン「!………Aのことですか?」

ロー「ああ……」

ペン「アイアイキャプテン……」

ペンギンもそろそろだと思っていたのか、
納得しているように見えた。

俺らの話を聞いてたのか、
シャチもこっちを見て頷く。

俺は、残ってたコーヒーを飲み干して食堂をあとにした。

*戸惑いと恐怖…*貴方side→←*お目覚め*ペンギンside



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天喰Runa - とても面白いです!更新頑張ってくださいね!!応援してます!! (2021年1月30日 14時) (レス) id: e8de5457df (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - コメント遅くなってすみませんo(T□T)o、今回も面白かったです(σ*´∀`)これからも頑張って下さい♪ (2019年8月16日 10時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 夢主の過去をまた見ましたo(T□T)o村の人子供には少しだけですけど殺意沸きましたo(`^´*)でも叱るだけですけど(o⌒∇⌒o)夢主には笑顔が戻って欲しいです(o⌒∇⌒o) (2019年7月3日 18時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
シュガ(プロフ) - ありがとうございます(*≧∀≦*)その言葉が何よりの励みになります! (2019年7月3日 0時) (レス) id: b2ce84cfe2 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 夢主の誕生日の続きの話面白かったです( 〃▽〃)次も楽しみにしていますね(o⌒∇⌒o) (2019年7月2日 21時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神牙(しゅが) | 作成日時:2019年4月6日 22時

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