ハートの海賊団のかわいい妹は、

＊夜泣き＊貴方side ページ26

・貴方side・

さて、ハートの海賊団のかわいい妹に
やっと子供らしい感情が戻って来てから、
もう、二週間ほど経ちました。

すると、Aは、ぐずる様になりました。
何故か、夜になるとよく、ぐずるのです。

さぁ、そんなある夜の出来事です。

クルー１「A？そろそろ、寝るぞ！」

クルーが遊んでたAに声をかけた。すると

あ「…やｯ…ねない！…」

っとお決まりの返事が返ってきた。

クルー１「でも、もう眠いんだろ？」

あ「ねない…もん…」

Aは、パタパタと走って逃げた

クルー１「はぁ…今日もダメかぁ…」

Aは、大きな瞳を潤ませて、
しばらく船内の中を歩く…
すると、よく見慣れた人が居た。
Aは、パタパタと走って裾をつかむ

ペン「ん？…なんだAか…」

あ「……ペン……ギン…ｸﾞｽ…」

ペン「今日も、ご機嫌ナナメか？」

っとペンギンは、Aを抱き上げて話し近くにあったイスに座る

あ「……ｸﾞｽ……ぇっ…く……ふぇぇん」

ペン「あぁ、よしよし」

ペンギンは、背中をトントンと優しく撫でる。
そして、体をゆりかごの様に揺らしてやる。

Aはペンギンの服を掴み、泣く

あ「…ぇぇん…ｯ…ｸﾞｽ…」

ペン「大丈夫、大丈夫…いい子、いい子」

ペンギンが、呪文のように優しく唱えると
いつの間にかすやすやと眠っていた。

ペンギンは、Aが眠ったのを確認すると、
少し安心した。すると、

シャチ「あれ？ペンギン、
A見なかったか？」

ペン「あぁ、ちょうど今、寝たぞ。」

シャチ「あ！本当だ…って今日も
ご機嫌ナナメだったか？」

ペン「あぁ、かなりご機嫌ナナメだったよ。」

シャチ「なんでなんだろうな？昼間はあんなに、おとなしいのに…」

ペン「さぁな、俺にもわからないよ。
でも、きっと、今までこんな風に甘えられなかったからだろ？」

シャチ「確かに…フフ、
それにしても、かわいいな〜こいつは！」

ペン「そうだな…かわいいな、俺達の妹は…」

そう言い合って、Aに毛布をかけて、

ペン／シャチ「おやすみ…俺達のかわいい妹」

そう耳もとで囁いたのでした。

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