ハート乱用する系上司に日々苛ついています【文スト】

嘘が3個 ページ17

芥川くんの3歩後ろを歩く。
あ、太宰幹部だ。

触れられても大丈夫だけど←
無効化は術者(私)に触れない限り無理だしね


「おはようございます、太宰s…幹部」


今太宰さんって言いかけたね、うん。
嘘を吐くのに慣れてないなあの子。


「おはよう、森見くん、芥川くん」


『おはようございます、太宰さん』


おおっと、もしかしてバレてる？
…幹部はどんな嘘を吐いてくれるのかな


「…今日は怯えないのだね」


一寸待てや、何時も怯えさせてるのこの人?!
…そんな事は無いはず…つまりこれは…


『…太宰さんもエイプリルフールをたのしんでいるのですね』


ふっと笑った幹部が私に触れようとしたので、避けた。…あ、バレたわこれ。


『…僕に触れないでください』


「森見くん、私が気付かないだ何て思ってないよね♡」


『僕は芥川です。そして今日はエイプリルフールです』


「えー、ちょっとくらい触れてもいいじゃないか！ね、ちょっとだけ、1秒さっと触れるだけだから♡」


『駄目なものは駄目です♡』←


「あの、戻りたいです」


芥川くんが言うなら仕方ないか…。
指を弾いて異能を解除した。

ーーー
作者です。ついに年号発表されましたね！

嘘が4個→←嘘が2個

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す