ハートが12個 ページ21
＿此処は天国かな？
可愛い可愛いお嬢様とｷｬｯｷｬｳﾌﾌするって…
『お嬢様、お口の端にクリームが付いてますよ』
手に持ったハンカチでお嬢様の口元を拭う。その最中のきょとんとしたその様子が可愛らしくて思わず天を仰ぐ。不可抗力、おーけー？可愛いは正義。
神はここに居た。天使と呼ぶには烏滸がましい、最早お嬢様は神だ。異論は認めない。可愛いすき。
「森見くんは本当に此処に残るのかい？」
首領の至って真面目な声が現実に引き戻す。残るのか、と。これは私鎌をかけられてるのかしらん。ちょーっとわからないですよー。分からないから笑っとくか。強キャラ感出してみるか。ほれほれ、凄いだろう凄いだろう。
『さあ』
「…でもねぇ、君のその顔は偽物なんだろう…私には見せてはくれないのだよね？」
当たり前だよ首領。誰がすっぴん晒したいのさ。
でも普段は普通の顔だけどね。それに、私の顔を見たとて、首領に私が分かる訳も無いし。……首領は私を診たこと無いからね。いっつも、貴方に…お医者様に、診て貰えたのは弟だけだし。
そのまま笑顔をキープして、やんわりと答えることを拒絶する。考えたくもない、考えるつもりもない。
『…態々種明かしをする趣味はありませんよ』
首領の冷たい視線を軽く受け流し、くるくると姿を変える。そもそも太宰幹部の補佐にした訳は私の素顔を知るためなのでしょう？私なんかの顔を見たところで、あんまり良いことは無いのにね。首領は不思議な事ばかり云う。
まあ、でもあの家の人間かもしれない、って薄々気づかれてるだろうし、仕方ないところかな。
「なかなか手強いね、君は」
優雅に微笑むその目は全く笑っていない。…別に裏切る訳じゃないのにさ。
『太宰幹部次第といった処でしょうか』
貴方が切り捨てる予定の彼に判断は委ねましょうか。報復？そんなの怖くない。まだ、守るものは貴方の手の届く範囲に居ない。だから、だから。私は貴方に忠誠を誓えない。
「あはは、そうかい」
『うふふ、そうです』
ラッキーカラー
あずきいろ
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椿@低浮上(プロフ) - アイリスさん» ありますね。繊維なのでお腹を壊したりはしませんでしたが、二度と食べたいとは思いませんでした。シャボン液………ひぇ、大丈夫だったんでしょうか……、歯磨き粉は私もありますね。 (2020年10月16日 7時) (
レス) id: e4b31c2906 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス - 作者さんは紙を食べたことがあるんですね。因みに僕はティッシュとシャボン玉の液と歯磨き粉を食べたことがありますww (2020年10月4日 16時) (レス) id: e2ff213486 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 姫歌さん» あ、そうですね！ついつい嬉しくて…。もう此方からお邪魔しますね！ (2019年5月19日 14時) (レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
姫歌(プロフ) - 椿さん» 何度かコメントくださいましたよね。…これ以上はコメント欄のチャットになってしまうので、宜しければボードにお邪魔しても宜しいでしょうか？ (2019年5月19日 11時) (レス) id: d8a4d97043 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - 姫歌さん» でも殆どタイトル詐欺なんですよね(笑)姫歌さんの作品本当に大好きです…！だざにぃ好きです！ (2019年5月19日 11時) (レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3d9bdea2451/
作成日時：2019年3月27日 20時
