情報提供31回目(椿) ページ33
冷房が効いた室内程快適な場所は無いと思う。
それに、ひんやりした部屋の中でするゲーム程楽しい事は無いし、其れを友達としているのも、更に楽しさを増加させてくれる。
喩え其れが1回も勝ちを譲らない魔人相手だったとしても、だ。
此処にあるゲームは全て日本に渡ってきた時から買い続けてきたもので、普段はソファの下の収納スペースにしまっている。
依頼人が来ない暇な時間にローワンとしたりするのだが、如何せん勝負がつかない。
ぶっちゃけると、ローワンは僕の一部である為、僕を越えることは無いにせよ、僕より劣ると言うことも無いのだ。
つまりは、凄く詰まらない。
だが今日は違う。今日は友人と遊んでいるのだ!
「…A君、それでは君がぼっちの様な…」
「言わないで。悲しくなるから。いや、そもそも僕の心を読まないでよ…」
そうではない、とは言い難い。
何故なら僕は誰かに近付きすぎてはいけないのだ。其れが太宰君にしろ、中也君にしろ、この街の均衡を崩して仕舞うかもしれないのであれば、僕はこの街で、友人を作る事が出来ない。
「依頼主」と「情報屋」という関係が1度でも構築されたのであれば、尚更だ。
ドス君は一応これ迄1度もそう言う関係にはなって居ないから友人でいることが出来ている。
ーー
ゲーム…最近とうらぶと文マヨ位しかしてないですね…。
更新遅くなりました!すみません!
情報提供32回目(あっすん)→←情報提供30回目(あっすん)
109人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ