大学のセンパイに言い寄られていて困ってます。【 lrn 】

E p i s o d e . ページ3

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『⋯⋯ あの、』


？ ｢んー？｣


『離してもらえませんかね。』


？｢無理。｣





いやこっちが無理なんですが？？？？ 頼むから帰らせてよサークルも決まってないしさ、誰かが医務室来て変な噂でも立てられたりしたら明日を迎えられない可能性もあるわけじゃんかよ。




？｢アンタ、俺らの事知らんのにこの大学入ったん？｣



『え、なに、自意識過剰ですか？家が近いからここに入学しただけですよ。それ以外の理由なんかありません。』



？｢はは、ウケる。｣




何がおもろいんだ、笑う余裕があるなら寝てくれ。





？｢サークル決まった？｣



『ぜんっぜん決まってないですよ。』



？｢俺らのサークル入んなよ。｣



『嫌ですけど。』



？｢即答マ？｣




平凡に暮らさせてください。先輩達みたいな顔の良いイケメンと毎日過ごしてたら明日を迎えられなくなります。






『私は平凡に暮らしたいんです。普通のサークル入って、普通に勉強して、普通に就職したいんです。』



？｢ヤダ、俺アンタがサークル入るって言うまで手離さん。｣



『ガキですか？』





なんとか離してもらおうと腕を引っ張るもビクともしない。これだから男女の差ってイヤなんだよ。 『離してください』｢やだ｣『離してください！』｢サークル入る？｣『嫌です！』｢じゃあ俺も嫌。｣なんていうやり取りをしてれば 扉の開く音。よし、これで助かった！！！




？ ｢やっほーローレン ⋯⋯⋯⋯ 、 なにしてんの？ ｣



『ミルクティーベージュのお兄さんまじで助けてください帰らせてください。』



lrn ｢叶さァん、こいつサークル入れる。｣





マジでやめてくれ。





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