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『そっかぁ、麻衣ちゃんお寿司好きなんだ。』
白石「大好き。ちなみに中トロが一番好き。」
『あー、おいしいよね。私も中トロ好き。』
白石「あっ、じゃあ時間が合う時にさ、ふたりでお寿司食べに行かない?」
『いいね……!!わぁ、楽しみ……!!』
出会ってから30分、かなり打ち解けました。
「まいやん」って呼ぼうと思っていたけれど、なんだかんだ気付いたら「麻衣ちゃん」呼びになっていて。
良い意味で麻衣ちゃんが今年の八月で32歳になる事も、私より七歳も年齢が上だとも思えない。
ちなみに話している間、何度かシャッター音と、缶のプルタブが開ける音が聞こえてきている。
麻衣ちゃんとの会話に集中したいので、普段だったら振り返っているその音も完全に無視してるけど。
菊池「かーわいいなー……。」
田中「だろ?」
菊池「いや、そりゃAちゃんが可愛いのは重々承知の上なんだけどさ、今は俺の彼女の事を可愛いって言ったんだけど。」
田中「たしかにお前の彼女さん可愛いよ?でもそんな事言うなら俺の婚約者、死ぬほど可愛いべ。」
菊池「いやそんな事言ったらうちの……っ、え?」
田中「ん?」
菊池「……っ、お前いま婚約者って言った、!?」
ビクッとなるくらいの声量で聞こえてきた言葉に、流石に声がしていた方を向いてしまった。
一瞬何が起こったのか分からなかったけれど、風磨くんの言葉を思い返し、少しだけ焦る。
『あっ、言っちゃった……。』
白石「婚約者?……え、二人、婚約してるの!?」
菊池「結婚すんの?」
『いやいや、まだ今すぐって訳じゃないよ。まだ指輪とかも貰ってないし、口約束に近いかな、?』
田中「でも俺ら婚約者だべ?」
『まぁそうだけど、』
菊池「……聞いてない!!」
田中「言ってねぇもん。」
やっぱり風磨くんにもまだ言ってなかったか……。と思ったけれど、まぁ、いつか言うし良いか。
風磨くんはもちろん、私達の関係を初めて知った麻衣ちゃんもかなり驚いている様子だった。
一方、さらっと衝撃発言をしてしまった樹くんは、何故か自慢げな顔をしていた。
『何その「言ってやったぜ」みたいな顔。』
田中「いや、なんかこうやっていざ口に出すとさ、「俺ら婚約してんだなぁ」って思っちゃって。」
『あっ、ちなみに結婚するの来年以降って約束してるから、今すぐ結婚するわけじゃないからね。』
菊池「結婚式呼べよ、」
田中「ええ……。」
菊池「何が不満なんだよ。」
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花火2016(プロフ) - のさん» コメントありがとうございます!まいやんとのお話考え中ですのでしばしお待ちください!✨ (3月10日 16時) (レス) id: d050ed87d3 (このIDを非表示/違反報告)
の(プロフ) - 白石麻衣ちゃん推しとしても今回出番あったのとっても嬉しいです。2人が仲良くなっていくところとかまた見れたらいいな。 (3月9日 21時) (レス) @page8 id: 84741cfeca (このIDを非表示/違反報告)
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