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僕は、僕自身の思いがあって。

それを彼女に確認せねば。


松村「……っ、」

『あれ?まだ行ってなかったの?』

松村「咲良さん、」

『……はい?』

松村「……確認しますけど、行ってもいいんですか。」

『……あぁ、』

松村「咲良さんは、僕が狩野さんと外に出て、嫌な気持ちになりませんか。……それだけ確認したくて戻ってきました。」

『ならないよ。』

松村「……えっ、」

『だって……千晃くんが告白されたって事実は私には関係ないでしょ?恋人じゃないんだし。恋人だったら複雑な気持ちになるけど、私達は……言葉にするなら、家主と居候、って関係でしょ?二人で夜は過ごしたけど、恋人じゃない。』

松村「……っ、」

『お互いに、付き合ってくださいも、よろしくお願いしますも言ってないでしょ?……なにか間違ってる?』

松村「……、いえ。……咲良さんの言葉が事実です。」

『でしょ?……ふふ、ほら、女の子待たせちゃ駄目だから。身体冷えちゃうから。行った行った。』

松村「……っ、今日バイトじゃないですよね?」

『ん?うん、ないけど、』

松村「……帰ってきたら、ちゃんと話すんで。……少しだけ、家で待っててくださいね。」

『……、行ってらっしゃい。』

松村「……行ってきます。……すみません、お待たせしました。」

山下「あっ、いえ……。」


『……。』





「アイスミルクティーと、ホットレモンティーです。」

山下「……っ、すみませんでした。突然、家に押しかけたりして。……非常識だとは思ったんですけど、お家の前通りかかった時、伝えなきゃ気が済まなくて……。」

松村「あぁ、いえ……。」

山下「……なんとなく、用件は分かってますよね、?」

松村「……、なんとなく。」

山下「そうですよね。……っ、言ってもいいですか?」

松村「……。」


山下「……檜山くんが好きです。」


松村「……。」

山下「……檜山くんが、淡井さんの事がお好きなのは分かってます。ただ……一番になれなくてもいいから、私とお付き合いしてくれませんか、?」


生まれて初めて、告白された。

こんな少女漫画的な展開、人生にあると思わなかった。

本来なら僕みたいな人間は、飛び跳ねて喜ぶのだろう。

だけど……僕の気持ちは、もう既に固まっていた。


松村「……狩野さんの気持ちは嬉しいです。でも、あなたと交際はできません。」


山下「……。」

松村「……すみません。」

山下「謝らないでください。」

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花火2016(プロフ) - のさん» コメントありがとうございます!まいやんとのお話考え中ですのでしばしお待ちください!✨ (3月10日 16時) (レス) id: d050ed87d3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 白石麻衣ちゃん推しとしても今回出番あったのとっても嬉しいです。2人が仲良くなっていくところとかまた見れたらいいな。 (3月9日 21時) (レス) @page8 id: 84741cfeca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年3月9日 9時

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