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山下「……、そうですよね。……頑張ってみます。」

兵頭「……狩野ちゃんと俺が結ばれる世界線が……。」

前田「元からそんな世界線ねぇだろ。」

兵頭「まぁ檜山っちが幸せになればいいよなぁ、俺らは。」

前田「……上辺だけかもしんねぇけど、あんな事しといて話してくれんだからなぁ。……いい人だよな。」

兵頭「うん……。」





バイトが思ったより長引いてしまった。

恐らく咲良さんは晩御飯を食べずに待ってるだろう。

足早に帰路に着き、咲良さんが待つ部屋のドアを開けた。


松村「ただいま……っ、うわっ、」


『おかえり〜!!』

松村「えっ?」

『はいはい、靴脱いで!!こっちこっち!!』


僕を出迎えたのは、クラッカーの音と、大好きな人。

そして飾り付けられた僕の部屋。

テーブルには、ショートケーキと、大きなオムライス。

オムライスには少し震えた文字で

「祝!第一次専攻突破!」と書いてある。

……文字が間違ってるのには触れないでおこう。

だけどそれ以前に、僕は言葉が出なかった。


松村「っ、わざわざ飾りつけしてくれたんですか、?」

『ごめんね、急いで準備したから雑だけど……。』

松村「……っ、ありがとうございます。」

『ふふ、お腹すいたでしょ!!座って座って!!』


第一次選考を突破しただけで、お祝いしてくれるなんて。

もし受賞したらどうなってしまうんだろう。

……だけど、……本当に嬉しかった。


松村「……おいしいです。」

『ほんと?……オムライスのオムの部分、とろとろにするの失敗しちゃったのバレてない?』

松村「それ言っていいんですか?」

『もういいよ、お祝いの席だしご愛嬌。』

松村「……なんか、わざわざすみません。」

『なんですみませんって言うの、それはご愛嬌の中には入らないからね?今日はすみません禁止だからね?』

松村「っ、はい。」

『というわけで……咲良ちゃんのプレゼントターイム!!』

松村「えぇっ?」

『はい、どうぞ。』

松村「……開けてもいいですか?」

『もちろん。』


赤いラッピング紙を開けると、そこには


松村「万年筆、」

『作家さんっぽいでしょ?いや、何あげようかなーって思ってたんだけど、やっぱお祝いにはこれかなーって思って。』

松村「っこれ、結構いいやつですよね、?」

『そうなの?万年筆の相場とか分かんなくて、店員さんにおすすめ聞いたの。そしたら「これがおすすめです〜」って。……もしかして、もう持ってた?』

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花火2016(プロフ) - のさん» コメントありがとうございます!まいやんとのお話考え中ですのでしばしお待ちください!✨ (3月10日 16時) (レス) id: d050ed87d3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 白石麻衣ちゃん推しとしても今回出番あったのとっても嬉しいです。2人が仲良くなっていくところとかまた見れたらいいな。 (3月9日 21時) (レス) @page8 id: 84741cfeca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年3月9日 9時

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