・ ページ4
・
菊池「てか、二人付き合って何年目？」
田中「今年で三年だよね？」
『そうだね、2021年の九月からだから。』
菊池「それで一枚も撮られてないし、報道もされてないのやばいよな。まじ凄いわ。」
『多分、私達の事興味ないんじゃないかな？』
菊池「いやいや、それはないって。樹はともかく波多野Aが付き合ってる男は興味あるって。」
田中「おいどういう意味だ。」
菊池「そのままの意味だよ。」
お寿司を食べながら話していく中で、お酒が入っている事もあり、だんだん話のペースが進んでいく。
たしかにこんなに長く付き合っていてスクープされてないのは珍しいし、凄いと思われるのも不思議じゃない。
リクの散歩は樹くんが担当してくれているし、なんだかんだ二人で出かける頻度も多くないから、バレる可能性が限りなく低いのはあると思うけれど。
菊池「てかさ、長年の友達だからこそAちゃんに聞きたいんだけど、よく樹と続いてるよね。」
『え、なんで？』
菊池「いや、こいつ隙あらばゲームすんじゃん。寂しい思いとかしてないのかなーって思って。」
『ないない。「そんなにやらなくても」ってくらい家の事やってくれるし、私の事も大事にしてくれるから、せっかくの息抜きの時間くらいは何時間でもゲームしてくださいって思ってるから。』
菊池「やば、いい彼女すぎん？」
田中「俺の彼女かわいいだろ！？」
『いま可愛さ関係なくない？』
菊池「かわいい！！」
田中「おい！！」
菊池「なんでだよ、共感しただけだろ！！」
と、樹くんと風磨くんがまたやいのやいの言っている間に、風磨くんのスマホが鳴る。
画面を見るつもりはなかったけれど、チラッと見えた画面には「あの人」の名前があって。
「本当にあの白石麻衣ちゃんとお付き合いしてるんだなぁ」と思いながら、ニヤニヤを隠す。
菊池「もしもーし。」
田中「彼女かな。」
『じゃない？』
菊池「あー、そうなんだ。うん、今日多分帰り遅くなると思う。……あ、ちょっと待ってて。」
田中「なに、」
菊池「……今から彼女ここ来るって言ったら迷惑？」
田中「は？……いや、俺はAちゃんが大丈夫なら良いけど。……どう？」
『うん、私も別に平気だけど、』
菊池「まじ？……もしもし？今から住所送るから、そこに来てほしい。……うん、待ってまーす。」
『……好きな食べ物なんだろ、』
菊池「あぁ、俺？」
田中「お前なわけねぇだろ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 280人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花火2016(プロフ) - のさん» コメントありがとうございます！まいやんとのお話考え中ですのでしばしお待ちください！✨ (3月10日 16時) (
レス) id: d050ed87d3 (このIDを非表示/違反報告)
の(プロフ) - 白石麻衣ちゃん推しとしても今回出番あったのとっても嬉しいです。2人が仲良くなっていくところとかまた見れたらいいな。 (3月9日 21時) (レス) @page8 id: 84741cfeca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
