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『かぁわいい……。』

菅田「可愛いやろ。」

『ほんと可愛い……。やばい……。』

菅田「語彙力なくなってるやん。」

小松「ちょっと待ってね。……よいしょ、」

菅田「ほんまに起きひんな。」

小松「抱っこしてみる?」

『いいの?』

小松「もちろん。」

『っ、あっ、抱き方って、こうで合ってる、?』

小松「合ってる合ってる。」

菅田「落ち着け。」

『っ、わぁ……っ、』


抱かせてもらった赤ちゃんはあったかくて、とてもちっちゃくて、小さな呼吸音が聞こえてきて。

当たり前なのかもしれないけれど、こんなに小さくても生きてるんだな……と、不思議な感覚になった。

いろんな感情が溢れてきて、胸いっぱいになって、特に食事をしていないのに謎の満足感があるのも、不思議。

それと同時に、「そっかぁ、二人はお父さん、お母さんになったんだなぁ。」という実感がふつふつと
湧いてきて、なんだか涙が出そうになってしまう。


『……可愛すぎるからこのまま連れて帰っていい?』

菅田「あほか。」

小松「でもすっごい落ち着いてるね。」

『赤ちゃんってそういうのに敏感って聞くから、普通に泣かれちゃうのかと思ってた。』

小松「この子がお腹にいる時にAちゃんと会ったでしょ?もしかしたらだけど、「この人知ってる」って分かってるんじゃないかな?」

『そっかぁ……。分かってくれてるのかなぁ……。』

菅田「良かったやん。」

『良かった……。』


無意識なのか、眠っている間もぎゅっと握っている小さな手が本当に可愛くて、ほっこりする。

自分がこういう感情が湧いてくるのが不思議だったけれど、これが「愛おしい」というやつなのだろうか。


小松「おっきくなったらAちゃんのお家にも連れて行くから、いっぱい遊んであげてね。」

『もちろんだよ……。いっぱいいろんな所連れてってあげたいし、いろんな体験させてあげたいな……。』

菅田「対面して数分なのにもう母性湧いてるやん。」

『っ、これが母性なのか……。』

菅田「自覚してんのおもろ。」

『……もし菜奈ちゃんと赤ちゃん泣かせたら、いくらまっちゃんでもビンタしちゃうんだからね。』

菅田「する訳ないやろ。」


と、ここまでの流れを全て回収するかのように、腕の中にいる赤ちゃんがもぞもぞと動き出した。


『あっ、ごめん、起きちゃうかも……。』

小松「あぁ、おっけー。じゃあ抱いちゃうね。」

『……完全にママだね。』

小松「そりゃママだもん。」

・→←赤ちゃん



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花火2016(プロフ) - のさん» コメントありがとうございます!まいやんとのお話考え中ですのでしばしお待ちください!✨ (3月10日 16時) (レス) id: d050ed87d3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 白石麻衣ちゃん推しとしても今回出番あったのとっても嬉しいです。2人が仲良くなっていくところとかまた見れたらいいな。 (3月9日 21時) (レス) @page8 id: 84741cfeca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年3月9日 9時

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