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『千晃くん髪の毛柔らかいねぇ、』

松村「……そうなんですか?」

『うん。美容師さんとかに言われない?』

松村「美容室いっても……喋れないタイプなんで。」

『初対面の人と話すって緊張するよね。』

松村「……思ってます?」

『めっちゃ思ってもない事言った。』

松村「咲良さんの嘘つき。」

『へへ、』

松村「咲良さんは話せるタイプですよね?」

『だねぇ。美容室での悩みは、ドライヤーの時に美容師さんが何言ってるか全然分かんない所。』

松村「そういう時どうしてるんですか?」

『適当に相槌打つようにしてるけど、たまーに話が噛み合わなくて「え?」ってなってる。』

松村「駄目じゃないですか。」

『そうなの。……ちなみに話しかけられたらちゃんと返すの?そこから会話始まっちゃわない?』

松村「質問にはちゃんと返してますけど、それ以外は大体「はい」と「そうなんですね」で通してます。」

『え、それいける?』

松村「いけます。」

『……お兄さん大学生ですかー?』

松村「……はい。」

『専門学校だったんで大学生羨ましいんですよー。』

松村「そうなんですね。」

『大学生活楽しいですかー?』

松村「はい。」

『……何この地味に高度なテクニック。』

松村「唯一の特技です。」

『もっとあるでしょ。……よし、でーきた。』

松村「……おぉ、」

『めっちゃ似合ってる。明日の朝やってあげる。』

松村「っ、ありがとうございます。」

『……、千晃くんはさ、』

松村「はい?」

『……もし美容師さんが千晃くんに恋しちゃって、「お客様の事が好きなんです」って言い出したらどうするの?』

松村「……、そうなんですね。って。」

『……はは、ぶれないなぁ。』

松村「……明太子、生クリームと合わせてパスタにします?」

『えっ、なにそれ最高。』


性格が明るくなったのも、新しい事に挑戦してみたのも

自分が変われたのは、咲良さんのおかげ。

この恩をどう返そうかと考えていたけれど

多分、咲良さんは笑いながら断るんだろう。

……今度美容室いったら、少し会話してみようかな。

……いや、やっぱ無理。





兵頭「……あれ、髪の毛セットしたの!?」

松村「……変ですかね。」

兵頭「めっちゃ似合ってる!!俺そっちの方が好き!!」

前田「咲良ちゃん?」

松村「っ、そうです。」

山下「……っ、」

前田「いいじゃん、めっちゃ似合ってる。」

松村「……ありがとうございます。」

前田「……。」

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花火2016(プロフ) - のさん» コメントありがとうございます!まいやんとのお話考え中ですのでしばしお待ちください!✨ (3月10日 16時) (レス) id: d050ed87d3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 白石麻衣ちゃん推しとしても今回出番あったのとっても嬉しいです。2人が仲良くなっていくところとかまた見れたらいいな。 (3月9日 21時) (レス) @page8 id: 84741cfeca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年3月9日 9時

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