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古川「ただでさえ咲良って一番相手にしたくない厄介なタイプなのにね。……明らか振られるのが分かってる相手に告白するかなぁ、その子。」

深澤「……たしかにおねーさんって掴めないわ。」

仁村「……そういえばお兄さんって仕事なにしてんの?」

深澤「高校の数学教師。」

古川「え、見えない。」

深澤「えぇー?まじで?」





『はぁーっ……』

松村「……おかえりなさい。」

『ただいま。……え、ずっと待ってたの?』

松村「あ……迷惑でした?」

『迷惑じゃないよ。……あーっ、お腹すいたぁーっ、』

松村「今日、仕事大変だったんですか?」

『ううん。……え?なんで?』

松村「いや、あんなにおっきいため息出してるの聞いたら誰でもそう思いますよ。……何か、嫌な事とかありました?」

『あー……。……いや、嫌な事があったかって言われると……なかったって答えるのが正解かな。……うん、それが正解。』

松村「……そうですか、」

『あっ、明太子あるじゃーん。』


明らかに、何かを隠していた。

咲良さんのお母さんが亡くなって、二、三週間。

お通夜も葬儀もとっくに終わっているはずなので

隠し事は、家族の事ではないはず。

……だったら何を隠してるんだろう。


松村「……もしかして、」

『ん?なに?』


松村「……咲良さん、宝くじ当たりました?」


『……どきっ。じゃないよ。え、なんでボケたの?』

松村「すみません、ふざけました。」

『なんか千晃くん出会った頃に比べると明るくなったよね。最初の方とかボケたり、ふざけたりするような人じゃなかったじゃん。』

松村「……咲良さんに出会ったからですよ、?」

『……、……んー。』

松村「っ、なんですか、?」

『心機一転、髪の毛セットしてみたら?』

松村「えっ?」

『勿体ないなぁって思ってたんだよね。千晃くん綺麗な目してるのに前髪で被さってるから。性格も明るくなったんだし、これを機に前髪上げてみたらどうかなーって思って。』

松村「っ、いや、でも僕、セットの仕方とかなんにも、」

『物は試しだよ。アイロン持ってくる。』

松村「えっ、明太子、」

『アイロンあったまるまで待っててー!!』

松村「……はーい。」


良かった、思ったより深刻な事ではないらしい。

女の子から妬まれたとかそういう事だと思う。

咲良さん、可愛いから。……うん、間違いない。

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花火2016(プロフ) - のさん» コメントありがとうございます!まいやんとのお話考え中ですのでしばしお待ちください!✨ (3月10日 16時) (レス) id: d050ed87d3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 白石麻衣ちゃん推しとしても今回出番あったのとっても嬉しいです。2人が仲良くなっていくところとかまた見れたらいいな。 (3月9日 21時) (レス) @page8 id: 84741cfeca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年3月9日 9時

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