・ ページ22
・
『……。』
山下「……お二人の関係に口出すつもりはないんですけど、……檜山くんの事が好きな人間からしたら、……なんていうか、ちょっとずるいなぁって。」
『……。』
山下「っ、……ごめんなさい、初対面でいきなり生意気な事言ってしまって……。」
『ううん、いいの。……そうだよね、ずるいよね。千晃くんの事をちゃんと好きな人がいるのにね。』
山下「……っ、怒らないんですか、？」
『え、怒るポイントあった？』
山下「……。」
『……佑奈ちゃんはさ、千晃くんの事好き？』
山下「……はい。……ずっと前から好きです。」
『そっか。……そんなにハッキリ言えるなら大丈夫だと思うよ。今の自分の気持ち、千晃くんに伝えるべきだと思う。ちゃんと受け止めてくれる人だから大丈夫。』
山下「……嫌じゃないんですか？」
『嫌も何も……大事に思ってる人の事を、大事に思ってくれる人がいるって幸せな事じゃない？……あっ、ごめん、そろそろバイトの時間だから帰るね。』
山下「……。」
『ごめんね、お顔お借りしました。』
山下「っ、えっ、」
『あ、お釣り……似顔絵の使用料だと思って貰って？』
山下「あっ、……えっ、？」
『ふふ、じゃあね。』
山下「……っ、……もしもし、」
「あ、もしもし〜？まだ来れなそう？」
山下「……ううん、ごめん。……今から行く。」
・
仁村「直談判！？」
『直談判っていうか……千晃くんの事が好きな女の子から声かけられて、一緒にお茶してちょっと話しただけ。』
古川「それを直談判って言うんだよ……。」
『あぁ、そっか。』
山田「にしても凄い事する女がいるもんだねぇ……。言い方変えれば、咲良に喧嘩売ってきたんだろ？」
深澤「まぁ……おねーさん可愛いもんね。好きな男を取られそうな女の子は不安になっちゃうんじゃないの？」
古川「……ん？」
深澤「……ん？」
仁村「……お兄さん、誰？」
深澤「おねーさんに振られた男。」
『あはは、振った女でーす。おかわりいる？』
深澤「カシス多めで。」
『はーい。』
古川「久々に出たよ、男ホイホイ……。」
深澤「男ホイホイ？」
古川「咲良のあだ名。」
山田「すっげぇあだ名つけられてんな。」
『まぁ、近からずも遠からずだし。』
仁村「え、でもお兄さんも咲良にホイホイされた人でしょ？咲良から聞いてるけど。」
山田「っ、お前、なんで言うかな……。」
『だって、まさか二人とも来ると思わないじゃん。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 280人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花火2016(プロフ) - のさん» コメントありがとうございます！まいやんとのお話考え中ですのでしばしお待ちください！✨ (3月10日 16時) (
レス) id: d050ed87d3 (このIDを非表示/違反報告)
の(プロフ) - 白石麻衣ちゃん推しとしても今回出番あったのとっても嬉しいです。2人が仲良くなっていくところとかまた見れたらいいな。 (3月9日 21時) (レス) @page8 id: 84741cfeca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
