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山下「……淡井さんは就職先とか目星つけてます、?美大生の就職先ってあんまり想像つかなくて……。」

『それいろんな人に言われる。うーん……就職先はまだ考え中だけど……デザイン会社とか、広告代理店とかかなぁ、無難なのは。……いければの話だけど。』

山下「そうなんですね……。」

『……、ちなみに、なんで話しかけてくれたの?』

山下「えっ?」

『そこの窓から私の事見てたでしょ。』

山下「っ、分かってました……?」

『分かるよ、可愛い子に見られてんなぁーって思ってたけど、まさかあの時、千晃くんと一緒に帰ってた子だとは思わなかった。』

山下「なんか、すみません……。」

『ううん、一人より二人の方が楽しいじゃん。』

「お待たせいたしました、アイスミルクティーです。」

山下「ありがとうございます、」

『それで?どうしたの、友達と別れてこっち来るなんてさ、結構大事な用事なんじゃないの?』

山下「……っ、単刀直入に聞いちゃうんですけど、……淡井さんは……檜山くんと、お付き合いされてるんですか?」

『……ううん?』

山下「……えっ、?」

『一緒には住んでるよ。まぁ、住んでるって言っても……住む所ない私を、千晃くんが住まわせてくれてる、みたいな感じかな。……それがどうかしたの?』

山下「あっ、……いやっ、」

『……っ、分かった。』

山下「えっ、」


『千晃くんの事、好きなの?』


山下「……っ、」

『図星かぁ。いいねぇー、甘酸っぱぁ……。』

山下「っ、……ごめんなさい。」

『ええ、なんで謝るの?』

山下「……檜山くんの事、好きじゃないんですか、?」

『もし仮にそういう気持ちが私にあったとしても、現段階では付き合ってないのが事実じゃん。だから謝る必要なんてないと思うよ?好きならちゃんとアプローチするべきだよ。』

山下「……、そういう気持ち、あるんですね。」

『うーん……なんて言うのかな……。……素敵な人だって思ってる。……ちょっと抽象的すぎる?』

山下「……。」

『……なぁに?いいよ、聞きたい事なんでも聞いて?』

山下「……檜山くんは、咲良さんの事が好きな気持ちがあると思うんです。多分恋愛対象としても見てるはずです。」

『……あぁ、そう……なのかな?』

山下「ずっと見てたんで、そのくらいは分かります。」

『……じゃあ、うん。……一回飲み込むね。』


山下「……恋愛対象として好きって訳じゃないのに、檜山くんを繋ぎ止めておくんですか?」

・→←第八話 消しゴムと恋敵



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花火2016(プロフ) - のさん» コメントありがとうございます!まいやんとのお話考え中ですのでしばしお待ちください!✨ (3月10日 16時) (レス) id: d050ed87d3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 白石麻衣ちゃん推しとしても今回出番あったのとっても嬉しいです。2人が仲良くなっていくところとかまた見れたらいいな。 (3月9日 21時) (レス) @page8 id: 84741cfeca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年3月9日 9時

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