怪演女優 Fifty Six

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前田「……彼の同級生の榊 龍己(さかき たつみ)です。よろしくー。」

兵頭「っ、はいはい！！同じく俺も同級生の、一谷 祐希(いちや ゆうき)です！よろしくねー！！」

古川「あっ、どうもー。」

仁村「で！！君の名前は？」

松村「……っ、僕、は、」

『……檜山 千晃くん。私の事助けてくれた人。』

松村「……、よろしくお願いします。」

仁村「っ、かわいい〜〜！！！」

古川「うちの咲良、迷惑かけてない！？かけてるか！！」

『決めつけんな？』

松村「むしろ、……家事とかしてくれて、助かってます、」

古川「めずらしっ、」

仁村「え、家事できんの？」

『ねえさっきから私の事なんだと思ってんの？』

兵頭「おーい！！早く行こーっ！！」

仁村「はーい。てかどこ行くんだろうね、」

古川「とりま着いていけばいいんじゃない？」

『行こ？』

松村「っ、はい、」


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「「かんぱーい！！」」

古川「んー！！んまーっ！！」

松村「……。」

兵頭「えっ、てか、アルコール飲まないの？」

松村「……そこまで、得意じゃなくて。」

兵頭「へぇーっ、最初にビール飲まない奴久々に見たわぁ……。」

松村「……っ、」

『固定概念ふるーっ、もっと柔軟な発想しよ？』

兵頭「っ、あはは！！じょーだんだってぇ！！」

前田「今日、好きなだけ食べて？俺らが女子の分ぜーんぶ払うからさ。」

仁村「え、いいの！？」

古川「ありがとーっ、」

松村「……っ、」

『だって。……千晃くん何食べたい？』

松村「……、だし巻き玉子、ありますか、」

仁村「えぇー、檜山くんちょー可愛いじゃん。」

『千晃くん顔かっこいいのに可愛いんだよ。』

松村「……っ、そんな事は、」

古川「でもたしかに整ってるよね。身長何cm？」

松村「……177、くらい、」

仁村「え、おっきい〜！！」

前田「……、あーごめん、俺ちょっとトイレ。」

兵頭「俺もー。」


仁村「……、やっぱこれそういう事だよね？」

古川「うん、絶対そう。」

『何が？』

古川「檜山くんから、咲良を奪還大作戦でしょ？」

松村「……。」

『……、そうなの？』

松村「……狙ってる、的な事は言ってました、」

仁村「なんだよー、全員咲良狙いかよーっ、」

古川「でも私パスー。性格悪そうな奴きらーい。」

仁村「私もいらないから咲良あげるー。」

『私も千晃くんいるから要らなーい。』

松村「えっ、」

古川「多分さぁ、こっからグイグイいくよね。なんかいやーな感じに。」

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