怪演女優 Fifty Six

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『そう？じゃあ今度みんなで遊びに行こうよ。』

松村「みんな？」

『いや、男の子数人で私一人はちょっとさ、あれだから……。私の大学の女の子、数人呼ぶよ。……合コンみたいな？』

松村「……はい、」

『ちなみに何人来るの？』

松村「……ふ、たり、？」

『あ、丁度いい……。ちょっとまってて、』

松村「……。」

『……、よーし、二人女の子呼べる事になった。』



SARA秀胤生三人と合コンするけど来ない?

藍行く!!!!!!

いちか🍓例の彼来る!?

SARA来るっぽい

いちか🍓じゃあ行く!!!

SARA伝えとくね〜



松村「っ、はや、」

『ふふ、この二人、千晃くんの事話したらすっごい興味湧いちゃってるから、グイグイ来ちゃうかもだけど、無理なら逃げちゃって大丈夫だからね。』

松村「……すみません、なんか、」

『ううん、大丈夫。』

松村「……、助かります。」


僕は、なんて馬鹿なんだろう。

彼女への好意なんて隠して、馬鹿みたいだ。



松村「……、良いそうです。」

兵頭「まじ！？てか鶴橋の子来てくれるとか神じゃね！？鶴橋って可愛い子めっちゃ多いじゃん！！」

前田「まーじありがとね。」

松村「……、いえ、」

前田「じゃあ場所押さえとくからさ、明後日。土曜日の17:00に品川駅集合でいい？」

松村「……分かりました、伝えておきます。」

兵頭「よろしくぅ、」

松村「……じゃあ、」

兵頭「……いけそうじゃね？」

前田「だな。」


・


松村「……、こちら、淡井 咲良さんです。」

『この前はどうもー。』

兵頭「うわ、やべぇ……まじかわいい……。」

松村「……。」

前田「あれ、女の子たちは？」

『あ、もうすぐ……あ、きたきた。おっ、おおっ、なぁに、』

仁村「どれ、」

『え？』

仁村「咲良を連れ込んだって男、どれ、」

『え、右端の彼、』

松村「……。」

古川「……嘘だぁ、」

『嘘つかないよ。』

古川「え、まじで？あの見るからに根暗ボーイが？」

仁村「ぜんっぜんチャラくない……。」

『どんなイメージ持ってたの？』

仁村「はじめましてーっ！！咲良の同級生、デザイン専攻の澤田 藍(さわだ あい)です！！」

古川「同じく同級生、現代美術専攻の高見 苺花(たかみ いちか)です！！咲良がお世話になってます〜！！」

松村「あっ……どうも。」

『怖がってんじゃん。グイグイいきすぎだから。』

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