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『……ミサイル？』
迫田「あぁ……、聞いてました？」
『……ミサイル飛んできたら、駆けつけるどころじゃないっすよね。』
迫田「例えですよ。……僕はもう、なんのしがらみもないので。」
『……っ、あ、オセロだ。』
迫田「あぁ……息子が置いてったものです。」
『……やりません？』
迫田「……良いですよ。」
『意外かもしれないですけど、結構強いんすよ。』
迫田「……全然意外じゃないですけど。」
『ははっ、そっかぁ、』
『……享さんって、人間もオセロみたいに白黒付けられればいいのに。って思った事ありません？』
迫田「考えた事なかったですけど……それなら、分かりやすいですね。」
『あっ、』
迫田「しくじりましたね、綾瀬さん。」
『あー……はは、もっかい。もっかいやりましょ。』
迫田「……、綾瀬さんは、奈緒には、会えてないんですか？」
『……知ってますよね、奈緒の事件。』
迫田「えぇ、もちろん。」
『……じゃあ、この写真も？』
迫田「……、はい。……犯人を追いかけてくれた方が撮影したと。」
『……、これ、撮ったの私なんですよ。』
迫田「……っ、朝比奈綾……っ、あ、そういう事、でしたか……。」
『……これ撮った時は、まさかこいつが奈緒を襲った犯人だとは思ってなかったんすけど……。……追い掛けている時、近くに奈緒が居たって知ると、……電話に出なかったのもやるせなくて。……会えないんすよ、申し訳なくて。』
迫田「……少なくとも、僕は、この写真に救われましたよ。」
『……っ、』
迫田「この男、この写真がネットに広まって、社会的な地位を失って、家を失って、家族を失って、今は公園で生活しているそうです。……こんな事言ったら軽蔑されるかもしれませんが……。僕は正直スッキリしてます。……大事な姪を襲った犯人が、逮捕とは別の報いを受けているんですから。」
『…………。』
迫田「……、あなたがした事は、間違ってないです。」
『……っ、もし、享さんが奈緒に会えたら、雛乃が会いたがってるって伝えてくれませんかね。』
迫田「……分かりました。……伝えます。」
『……っ、ありがとうございます。』
迫田「あっ、」
『ふふ、しくじりましたね。』
迫田「……もう一回やりましょうか。」
『もちろん。……っ、こんな時間に来客ですか、？』
迫田「……、ちょっと見てきますね。」
『はい。』
迫田「…………っ、」
『っ、……、！？……っ、……んん、！？』
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綾木 麗(プロフ) - 花火2016さん» ごめんなさい、返信めちゃくちゃ長くなってしまいそうなので、ボードの方に送らせていただきます (2022年12月17日 19時) (
レス) id: 5a575a9999 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - 綾木 麗さん» コメントありがとうございます！実は鎌倉殿のお話を考え始めた頃からずーーーっと練ってた構成なので、褒めていただけて嬉しいです……。ハコヅメのお話も今日俺のお話も大好きで読ませていただいてます、お褒めいただき光栄でございます……。 (2022年12月12日 4時) (レス) id: 0f7e1e76f5 (このIDを非表示/違反報告)
綾木 麗(プロフ) - えー待って待って八千代生きてたの胸熱過ぎるんですけど……しかも息子役が菅生新樹さんって……花火さま神ですよね？？？前から存じておりましたけど (2022年12月12日 0時) (レス) @page25 id: 5a575a9999 (このIDを非表示/違反報告)
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