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宇治川は、京の最終防衛戦である。
官軍は、橋板を外し、ここを死守する構えを見せる─。
山本「何をぐずぐずしておる。このような所で足止めを喰らっていたら、偉い事になる！！」
きづき「そんな事分かっております！！」
山本「戦の経験のない者はこれだから困る。」
西本「じじい、うるせえんだよ。」
山本「誰が言った？」
瀬戸「無理に川を渡ろうとした者が次々と溺れております。」
山本「そんな時はな、流される事を見越して、うんと川上から渡れば良いのだ。」
西本「訳わかんねえんだよ、じじい。」
山本「誰が言ったーーっ！！」
『大声出すな、じじい。』
山本「お前、俺より年上じゃねえか！！このばばあ！！」
菅生「おい、じじい！！うちの母上に向かってなんだその言い草は！！」
『うるさい！！静かにしないか！！』
菅生「すみません！！」
『とにかく！！川を渡るには筏を作るしかない。……何かいい案はないか。』
きづき「……あれしかないんじゃないか。」
『あれ？』
坂口「和田合戦の時、家々を壊して戸板で盾を作り、敵の攻撃を防ぎました。今回も有り合わせの物で筏を作り、兵を乗せて、向こう岸まで運ぶ。」
「……どう。」
『私は良いと思うが。』
山本「……いいんじゃないか。」
坂口「しかし……。水中で筏を押すには、鎧を脱がないといけない。」
瀬戸「……、他に手はない。総大将、ご決断を。」
坂口「……っ、今すぐ筏を作れ！！」
瀬戸「っ、かしこまりました！！おまかせを！！」
坂口「……奥州軍の方々は、瀬田にいる兵をお願いします。」
『承知した。……行くぞ！！』
菅生「「おぉーーっ！！」」
幕府軍と離れた奥州軍は、瀬田の官軍と衝突する─。
『矢を放てええっ！！』
「う、っ、！？」
「っ、なんだあいつら……っ、！！」
「あの女……っ、どこかで、」
「源九郎判官義経の右腕じゃねえか！！」
「なんだって……っ、！？」
『怯むな！！攻め込めえええっ！！』
「「うおおおおおおっ！！」」
官軍を打ち破った奥州軍は、一足先に院の御所へと攻め入る─。
尾上「っ、なんだ貴様ら！！どこから入ってきた……っ、！？」
シルビア「この無礼者！！何をし、……っ、」
『騒ぐな。……上皇の首が惜しくはないのか。』
尾上「は、……はは、そんな、騙されてたまるか。……口だけだ、っ、」
『我ら北の武士を侮るな。……命が惜しけりゃ今すぐ降伏しろ。』
尾上「……っ、おのれ、……っ、」
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綾木 麗(プロフ) - 花火2016さん» ごめんなさい、返信めちゃくちゃ長くなってしまいそうなので、ボードの方に送らせていただきます (2022年12月17日 19時) (
レス) id: 5a575a9999 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - 綾木 麗さん» コメントありがとうございます！実は鎌倉殿のお話を考え始めた頃からずーーーっと練ってた構成なので、褒めていただけて嬉しいです……。ハコヅメのお話も今日俺のお話も大好きで読ませていただいてます、お褒めいただき光栄でございます……。 (2022年12月12日 4時) (レス) id: 0f7e1e76f5 (このIDを非表示/違反報告)
綾木 麗(プロフ) - えー待って待って八千代生きてたの胸熱過ぎるんですけど……しかも息子役が菅生新樹さんって……花火さま神ですよね？？？前から存じておりましたけど (2022年12月12日 0時) (レス) @page25 id: 5a575a9999 (このIDを非表示/違反報告)
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