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第八話 少女の秘密と刑事の工作 ページ28






眞栄田「……女がわかんないっす。」

『女?』

眞栄田「なんで、危ないって分かってる男にいっちゃうんですかね。……危ないって分かってんだから、行かなきゃいいじゃないすか。」

『いや、その現象に理由付けはできないでしょ。』

眞栄田「え、雛乃さんも、その現象分かります?」

『……あのさ、別にプライベートの時はいいけど、仕事の時は雛乃さん呼び辞めてくんない?わざわざ下手な偽名使って活動してんだから。』

眞栄田「あ、そっか、……すみません、」

『で、話を戻すけど……例えるなら、あんたちょっと前まで髭生やしてなかったじゃない。』

眞栄田「はい。」

『でも、まぁ、人によるけど……前の爽やかなあんたと、今のあんた。比べてみると、今のあんたの方が好きって人、多いんじゃないかな。』

眞栄田「……そう、っすかね。」

『私も今のあんたの方がいいと思うよ。』

眞栄田「えっ、」

『……あ、口説いてないよ?』

眞栄田「いや思ってないっすよ。」

『とにかく……。悪そうな男に女の子は引っかかりやすいって事。……そういう男は、ゴキブリホイホイならぬ、女の子ホイホイなんだよ。』

「あら、お姉ちゃんよく分かってるわね。……そうなの、女性はみーんな、気付いたら危ない方に行っちゃってるのよね。」

『でも、女性はみーんなその性質は持ってるはずなのに、欲望のまま、危ない男の方に行ったら、見る目がないって言われるんですよね。』

「そうそう!!そうなのよ!!」

『あ、お姉さん、アイスコーヒーおかわりで。』

「ミルクとシロップいる?」

『いや、大丈夫です。』

眞栄田「……そういうものなんっすね。」

『本能的なものだから、理由説明しろって言われても難しい。……とりあえず私達は、女がすぐ引っかかっちゃう、危ない男を探しに行こう。』

眞栄田「はい。」

「はい、アイスコーヒー。」

『あれ?……あの、これ、』

「お姉ちゃん、可愛いからサービス!!」

『やったぁ、ありがとうございます……!!』

眞栄田「……朝比奈さんって、好かれるタイプなんすね。」

『……コツ教えてあげようか。』

眞栄田「なんすか?」

『情報を聞き出す時は、素を出さず、隙を見せる。……わざと隙を見せたら大体の人は話してくれるからさ。』

眞栄田「……俺には、素を出してくれてんすか?」

『こんだけ一緒にいたら、嫌でも出るでしょ。』

眞栄田「それもそうか。」

『チョコ一個いる?』

眞栄田「あざっす。」

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綾木 麗(プロフ) - 花火2016さん» ごめんなさい、返信めちゃくちゃ長くなってしまいそうなので、ボードの方に送らせていただきます (2022年12月17日 19時) (レス) id: 5a575a9999 (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - 綾木 麗さん» コメントありがとうございます!実は鎌倉殿のお話を考え始めた頃からずーーーっと練ってた構成なので、褒めていただけて嬉しいです……。ハコヅメのお話も今日俺のお話も大好きで読ませていただいてます、お褒めいただき光栄でございます……。 (2022年12月12日 4時) (レス) id: 0f7e1e76f5 (このIDを非表示/違反報告)
綾木 麗(プロフ) - えー待って待って八千代生きてたの胸熱過ぎるんですけど……しかも息子役が菅生新樹さんって……花火さま神ですよね???前から存じておりましたけど (2022年12月12日 0時) (レス) @page25 id: 5a575a9999 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年11月23日 19時

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