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田中「……てかお前いつから名前で呼び出したんだよ。」

森本「え?えーっと……一ヶ月くらい前、尉が怪我して学校来てた時あったじゃん。あの時仲良くなって。」

田中「…………へぇ、」

森本「えぇー?何?尉くん嫉妬ですかー?……ってぇ!?」

田中「手が滑った。」

森本「手が滑って頭殴る奴がどこいんだよ!!」

田中「……なんか腹立ったから。」

森本「やっぱわざとじゃねぇか!!」





富田「大丈夫?」

『あぁ……うん、大丈夫……ちょっとお腹痛くなっちゃっただけだから。』

富田「無理しないでね、具合悪かったら保健室行こう。」

『うん。……ありがとう、』

富田「……………。」





『………………………。』

田中「……大丈夫か、」

『………え、』

田中「熱でもあるんじゃねぇの、」

『いや……別に具合は悪くないけど……。』

田中「じゃあなんで弁当箱空になってんのにいつまでも箸でなにか掴もうとしてんだよ。」

『え?………あっ、ほんとだ……。』

田中「……なんかあんなら言えよ、……「何も知らないのに首突っ込んでくるな」って言った俺が言うのもなんだけど。」

『……本当に、何も無いから。』

田中「……そうか。」

『ありがとう、心配してくれて。でも本当に大丈夫だから心配しないで。』

田中「………ならいいけど、」

『あ、もう授業始まる……、お弁当箱預かるね。』

田中「……ん、ご馳走様。」

『いえいえ。……じゃあ、また。』

田中「またな。……………盗み聞きしてんじゃねぇよ。」


富田「あっ…………」


田中「なんか用か。」

富田「……星蘭の事が、心配で。」

田中「……悪ぃな、俺みたいな奴と仲良くさせちまって。」

富田「いや別に……そこはいいんですけど。」

田中「……宮園、何抱えてんだ。」

富田「……本人には言えないんですけど、一年生の時に過度なストレスで一回倒れたんです。その時に高石先生にぼやいてたのが……。」





『せんせ……、』

新垣「ん?……どうしたの、宮園さん、」


『……私、普通になりたい、です。』





新垣「うん……言ってたね、宮園さん。」

田中「……それ、どういう意味なんだよ。」

新垣「……前に一回伴野くんが話したことがあるじゃない、宮園さんの事を「意外と普通だった」って。そう思う人がこの学園にはいない。学園どころか……この世界に居ないんだと思うの。」

田中「……どういう事。」

・→←第四話 Chocolate Vine



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もえ(プロフ) - 花火2016さん» いえいえ!これからも密かに楽しませて頂きます^ ^ (2021年7月16日 18時) (レス) id: 5c6cbb5cac (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - もえさん» こんにちは!コメントありがとうございます!恥ずかしながら存じ上げなかったので今調べたのですが、めちゃくちゃ美しい方ですね…!【君の名前で僕を呼んで】も気になるので近い内に観てみますね!教えていただきありがとうございます!! (2021年7月16日 15時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 花火さんこんにちは!ティモシーシャラメさんご存知でしょうか?君の名前で僕を呼んでという映画がとても美しいのでもしご覧になったことが無かったら是非お勧めします! (2021年7月16日 7時) (レス) id: 5c6cbb5cac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花火2016 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年7月14日 16時

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