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Juri side
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Aちゃんを見てるだけで身体が熱くなる。
ベランダに続く窓を開けた時に襲いかかってきた熱気に「暑っ」と言いたげな顔をして窓を閉めるAちゃん。
溶けて手に着いたアイスをそのまま口に運ぶAちゃん。
その熱っぽくてどこか色っぽい光景に目を奪われてしまっている俺に気付いて、首を傾げるAちゃん。
聞いた答えに少しだけ顔を赤くしながらふいっと横をむいて、またアイスを口に運ぶAちゃん……。
なんでこんなに好きになってしまっているのか不思議なくらい見蕩れてしまうし、身体に熱が籠ってしまう。
「可愛いから見惚れてた」という言葉が100％本気で、自分の事を狙っているなんて、本人は気付いているのだろうか。
無論、答えはNOだと思う。
『食べ終わった棒貰うよ。』
田中「ん？あ、ありがと。」
こうやって気を遣って動いてくれる所も、好き。
Aちゃんは自分の食べ終わった棒と俺の食べ終わった棒をゴミ箱に棄てて、そのまま窓の外を見た。
少し前のこの時間はもうとっくに暗くなっていたのに、昼の時間が長くなって、外はまだ若干明るかった。
『……夜の時間、長くなってきたね。』
田中「んね、外で遊べる時間が長くなるね。……中々さ、外には出れない時期だからあれだけど。」
『……遊ぼっか、外で。』
田中「え？」
そう言ってAちゃんは自分の寝室部屋に行き、そのまま少しの物音がしてから、パタパタと戻ってきた。
その手には夏の風物詩と呼ばれるあれがあって。
田中「……どうしたの、それ。」
『ん？これね、この間、従姉妹ちゃんが家に来る予定だったから買ったんだけど、急遽キャンセルになっちゃって。』
田中「あ、なんだ。一人でやるのかと思った。」
『いや、流石にやらないから。』
田中「ふふ、ごめん、じょーだん。……え、俺これやっちゃってもいいの？従姉妹ちゃんに取っておけば？」
『ううん、また買うから大丈夫だよ。……外って行ってもベランダでする事になるんだけど……大丈夫？』
田中「うん、全然大丈夫。え、やろやろ。花火。」
そう言うと、年相応の可愛らしい顔をするAちゃん。
大人っぽくて綺麗なAちゃんが、子供みたいにニコニコ笑うのが新鮮で胸がキュンと鳴ってしまう。
「じゃあやろ、準備するね。」と、水をくみに行くAちゃんの後ろ姿が可愛くて、また見蕩れてしまった。
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もえ(プロフ) - 花火2016さん» いえいえ！これからも密かに楽しませて頂きます^ ^ (2021年7月16日 18時) (
レス) id: 5c6cbb5cac (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - もえさん» こんにちは！コメントありがとうございます！恥ずかしながら存じ上げなかったので今調べたのですが、めちゃくちゃ美しい方ですね…！【君の名前で僕を呼んで】も気になるので近い内に観てみますね！教えていただきありがとうございます！！ (2021年7月16日 15時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 花火さんこんにちは！ティモシーシャラメさんご存知でしょうか？君の名前で僕を呼んでという映画がとても美しいのでもしご覧になったことが無かったら是非お勧めします！ (2021年7月16日 7時) (レス) id: 5c6cbb5cac (このIDを非表示/違反報告)
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