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田中「……へぇ、」
『なに？』
田中「いや、宮園も大変だなって思って。」
『え……？』
田中「……なんでそんな驚いた顔してんだよ、」
『ううん、なんにも。』
田中「あっそ。…………じゃあ俺、あっちだから。」
『うん、じゃあ私……正面玄関だから。』
田中「ん。……また。」
『はい、また。…………、』
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『……高石先生、伴野くんってどんな人ですか。』
新垣「あれ、立場が逆転してる。」
『……怖いんです、』
新垣「怖い？なんで？何かされたの？」
『いや、そうじゃなくて……。伴野くん、まだ知り合ったばっかりなのに、誰も見てない私の奥深くを覗き込んでるような気がするんです。』
新垣「と言うと？」
『……先生だけに話してる事、あるじゃないですか。』
新垣「……うん。」
『それをこっちから言わずとも、私の心のポケットをすっと覗いて中にある暗い感情を見つけて、それを取り出して握り潰してくるような気がするんです。』
新垣「でも、握り潰してくれるなら良いんじゃないの？だって暗い感情を見てくれてるんでしょ？」
『まだ、伴野くんの事を心から信用できてないのが事実です。その状態で心の中を覗かれてるんです、……喧嘩してると心の痛い所も見つけて殴るの上手いのかな。』
新垣「……伴野くんに心を覗かれて、痛い所を見つけられた時どんな気持ちになった？嫌だった？」
『……ううん、嫌というか……正直驚きが勝ったんです。出会って数日しか経ってない私をここまで理解してるのに驚いて。』
新垣「……もしかしたら、伴野くんは宮園さんの何かを変えてくれる人なのかもね。」
『何か……？』
新垣「色んな事で頭をいっぱいにして、そのいっぱいを背負って歩いてる宮園さん。その宮園さんのいっぱいの荷物を軽くしてくれるような。……ざっくり言うとそんな感じ。」
『……荷物、軽くしてくれるんですかね。』
新垣「うん、きっとしてくれる。先生はそう思う。」
『……………。』
田中「高石、？」
『えっ……、ちょっとそこ隠れさせてください。』
新垣「え、隠れるの？」
『いま顔見れないです……。』
新垣「えぇ……？」
田中「高石？居ねぇの？」
新垣「いる！……どうぞ！」
田中「……、宮園見なかった？」
新垣「あぁ……あ、宮園さんなら帰ったわよ？」
田中「……そう。」
新垣「ねぇ、伴野くん。」
田中「あ？」
新垣「……宮園さん、どんな人だった？」
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もえ(プロフ) - 花火2016さん» いえいえ！これからも密かに楽しませて頂きます^ ^ (2021年7月16日 18時) (
レス) id: 5c6cbb5cac (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - もえさん» こんにちは！コメントありがとうございます！恥ずかしながら存じ上げなかったので今調べたのですが、めちゃくちゃ美しい方ですね…！【君の名前で僕を呼んで】も気になるので近い内に観てみますね！教えていただきありがとうございます！！ (2021年7月16日 15時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 花火さんこんにちは！ティモシーシャラメさんご存知でしょうか？君の名前で僕を呼んでという映画がとても美しいのでもしご覧になったことが無かったら是非お勧めします！ (2021年7月16日 7時) (レス) id: 5c6cbb5cac (このIDを非表示/違反報告)
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