第二話 Anthurium ページ13
・
「見て、伴野尉よ……。」
「あいつまじ怖ぇよな……。」
森本「朝っぱらから言われてますよ？ヤンキーさん。」
田中「あんなん別に気にしてねぇよ。………あ、」
『あぁ……伴野くん、』
田中「………はよ、」
『おはよう。……、えーっと、矢吹くん。おはよう。』
森本「えっ……俺の名前覚えてくれてんの？」
『だって同じクラスじゃない。』
森本「それもそっか！うん！おはよう！」
「あっ、星蘭さん、おは、よ…………っ」
田中「……………。」
『おはようございます、』
「…………じゃあ、」
「怖かった……。」
「……ねぇ、星蘭さんと伴野尉ってどんな関係……？」
「星蘭さん、お金でも揺すられてるんじゃ……？」
田中「あ？」
『いいから。……気にしてないから。』
田中「……でも、」
『揉め事、起こしたくないの。』
田中「……宮園がいいなら、良いけど。」
森本「…………尉が抑えた、普段なら殴りに行っ」
田中「余計な事言ってんじゃねぇぞ。」
森本「ごめん、」
『仲がいいんだね。』
田中「別にそんなんじゃねぇよ、」
森本「たしかに仲はいいねぇ……」
田中「あ？」
森本「え？」
『ふふ、ほら。』
田中「………じゃ、」
『え、いや、教室こっち……』
田中「授業なんか出てたまるか。」
森本「ごめんね……！じゃあまたね！」
富田「もうすっかり仲良くなったんだね。」
『ねぇ、伴野くん、どうやって進級したんだろう……。』
富田「長期休暇にある補習授業じゃない？」
『……なるほど。……………、』
・
森本「お前よく平常心保てるよな、好きな子と朝とかあったらもう俺その後心ここに在らずって感じて過ごし……」
田中「……………」
森本「お前……顔、真っ赤だよ。」
田中「は？………、あちぃ、」
森本「宮園星蘭の前でよく出さなかったもんだ。尊敬する。」
田中「……宮園、なんかあったのか。」
森本「え？なんで？」
田中「は？お前気付いてねぇの？」
森本「別にいつも通り可愛いお顔してたじゃん。」
田中「笑顔が少し暗かっただろ。」
森本「え、全然気付かなかった……さすが元ストー」
田中「それ以上言ったらマジで殴るぞ。」
森本「すみません、調子に乗りました。」
田中「…………大丈夫かな、」
森本「……お前、根は優しいよな。」
田中「褒められた感じしねぇから辞めろ。」
森本「……はいはい。」
田中「……………。」
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もえ(プロフ) - 花火2016さん» いえいえ！これからも密かに楽しませて頂きます^ ^ (2021年7月16日 18時) (
レス) id: 5c6cbb5cac (このIDを非表示/違反報告)
花火2016(プロフ) - もえさん» こんにちは！コメントありがとうございます！恥ずかしながら存じ上げなかったので今調べたのですが、めちゃくちゃ美しい方ですね…！【君の名前で僕を呼んで】も気になるので近い内に観てみますね！教えていただきありがとうございます！！ (2021年7月16日 15時) (レス) id: cdf4b9c055 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - 花火さんこんにちは！ティモシーシャラメさんご存知でしょうか？君の名前で僕を呼んでという映画がとても美しいのでもしご覧になったことが無かったら是非お勧めします！ (2021年7月16日 7時) (レス) id: 5c6cbb5cac (このIDを非表示/違反報告)
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